小野大輔・近藤孝行のユニット『D.A.T』『TRD』を解散前に紹介したい!
2024年2月2日声優の小野大輔、近藤孝行のユニットTRDが6月26日に発売するアルバムをもって解散するとのお知らせが届いた。
公式X(旧Twitter)からは文章と本人達の動画が投稿されており丁寧なお2人らしいご挨拶であった。
私はというと最近は別のジャンルにかまけていてTRDから離れていたがいざ解散となると寂しいものがある。
そこで解散前に何か出来ないかと思い、TRDそして TRDより前に組んでいたユニットD.A.Tを私が分かる範囲ではあるが紹介しようと思う。
『D.A.T』『TRD』のメンバー
曲の紹介の前にまずはメンバーについて紹介したい。
小野大輔
1978年5月4日生まれ。
高知県出身。
愛称はおのD、D、大ちゃん。
(実はおのDは近藤孝行がつけたあだ名である)
主に声優として活動しており代表作として
「ジョジョの奇妙な冒険」空条承太郎役
「黒執事シリーズ」セバスチャン・ミカエリス役
「おそ松さん」松野十四松役
などを担当している。
最近は朝ドラ「らんまん」にも実写で出演した。
個人としてもアーティスト活動をしており、2016年には初の武道館ライブを行っている。
福山雅治のモノマネが上手い。
近藤孝行
1978年6月5日生まれ。
鳥取県出身。
愛称は近ちゃん、こんち、世界のTK。
主に声優として活動しており代表作として
「テニスの王子様」大石秀一郎役
「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」久川鉄道(ぽっぽ)役
「逆転裁判」成歩堂龍一役
などを担当している。
昔バンドを組んでいたこともあるらしく、歌唱力に定評がある。
また作詞能力もありD.A.Tの曲もいくつか作詞している。
最近はラップにはまっており「ParadoxLive」翠石依織役でもラップを披露している。
森久保祥太郎のモノマネ「ちょっとまってくださいよ~」の家元。
小野大輔、近藤孝行2人の付き合いは20年を越える。
お互いに寺社仏閣の趣味があることや同い年ということもあって気心が知れている間柄。
寺社仏閣に関してはそれをモチーフにした漫画「ナヴァグラハ -DefenD 9 Triggers-」、続編の「ナヴァグラハ-Virgin 9 soulS-」の原作を2人でしている。
トークの役割は小野大輔がボケまくる。近藤孝行がツッコミ…ではなく受け止め。
そのためラジオでも二人のゆるい癒しの空間が繰り広げられている。
そんな仲良し2人が最初に組んだユニットがD.A.Tである。
D.A.T《ダット》
D.A.Tとは「小野大輔近藤孝行の夢冒険Dragon&Tiger」というラジオ番組(現在は終了している)から誕生したダンスボーカルユニットである。
名前の由来は小野大輔のD、近藤孝行のT、そして間にあるAはファンである”あなた”の頭文字をそれぞれとっている。
所属はマリン・エンタテイメント。
小野大輔と近藤孝行の本職は声優であるがその範疇を超えてるんじゃないかと思う程踊る。小野大輔のしなやかさと、近藤孝行の豪快さが楽しめるダンスである。
そして歌声。お二人とも声が良い。
小野大輔の甘い低音と近藤孝行の伸びやかな高音が聴いていて心地良い。
そんなD.A.Tのオススメ曲を紹介しよう。
D.A.Tのオススメ曲
「VS」
D.A.T初めてのシングル。
白と黒が歌でダンスで殴り合うようなMV。
白が小野大輔、黒が近藤孝行。
歌詞からは自分を奮い立たせるような情熱があふれる。
「NOCTURNE-drastic dance-」
貴族のような衣装で1人の女性を奪い合うようなMV。
2人にキュンキュンしたいならこのMV。
歌詞は恋に落ちた男の独占欲に近い感情を歌っている。
「CHANGE THE WORLD」
黒い衣装に回るステージ上で熱唱する2人のMV。
自分の思い次第で世界は変えられるという2人からのメッセージを感じる。
多分一番人気がある曲。
「ELEGY ~cruel sky〜」
作詞近藤孝行。
「NOCTURNE-drastic dance-」の続編っぽい曲。
MVは2人が交互にそれぞれの思いを吐露するような構成。
一人の女性に対する優しさと悲しみ、そして嫉妬。様々な感情を一つの歌に上手く詰め込んだ作詞近藤孝行が光る曲。
「MAVERICK」
作詞近藤孝行。
黒のスーツで決めたシックな装いで踊るMV。
王のように気高く美しくあれ、他の群衆達に埋もれるなと訴えかける。
紹介した5曲のMVの一部はマリン・エンタテイメントの公式YouTube見られるので、気になったものがあればぜひ見てもらいたい。
その他の楽曲も音楽配信を行っているのでお気軽にお求めできる。
手元に実物を置きたい方はアルバム、シングル、ライブDVDも発売されているのでぜひご確認していただきたい。
TRD《トラッド》
D.A.Tが解散して約1年後に結成されたテクノロジック・ボーカルユニット。
名前の由来はトラディショナルの意味も踏まえつつ、近藤孝行のT、小野大輔のD、そしてRはリターン、リバイブ、リニューアル等の意味を込めて名付けられた。
車の「Toyota Racing Development」のことではない。
所属はポニーキャニオン。
D.A.Tよりもポップな曲が多い。
それに加えてYouTubeでの活動が活発になり、楽曲もフルで公開されていたり、ラジオ「TRDのDope Rad Talking」のアーカイブも残されている。
さらに本人達の好みがわかる「TRD Question」が公開され、より手軽にTRDを楽しめるようになった。
そんな生まれ変わったTRDのオススメ曲を紹介しよう。
TRDのオススメ曲
「Take Your Highter」
TRD初のMV曲。
スタイリッシュな曲調。
「始めようか 新しいせかいを」というTRDとして再スタートするにふさわしい歌詞。
本人達は「一歩」という歌詞を「っぽ」といったように今までとは違う歌い方のオーダーをされたらしい。
「Strangers」
テレビアニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」のエンディングテーマ。
お二人とも上記のアニメに出演されている。
TRDと一緒に冒険したくなるようなかわいい曲。
「Cozy Crazy PARTY! 」
テレビアニメ「吸血鬼すぐ死ぬ2」のエンディングテーマ。
引き続きお二人も上記のアニメに出演している。
パーティのように華やかでかわいい曲。
「You Go Your Way - from CrosSing」
CHEMISTRYのカバー。
YouTubeチャンネル「CrosSing」でも本人達の歌っている様子が公開されている。
素敵。
とりあえず見てほしい。
「Just the Two of Us」
小野大輔のソロ曲。
切ないラブソング。
彼女と別れた後も彼女の幻影を見ている感じ。
筆者が「時をかける少女」を思い浮かべてしまう曲。
「Baby, Can't Let Go」
近藤孝行のソロ曲。
切ないラブソング。(2回目)
こちらは彼女のありがたさを別れた後に実感して後悔している感じ。
なんとなく雨の日に聴きたい曲。
これまで紹介した曲、その他の曲も全て公式YouTubeチャンネルでフルで聴ける。
さらに音楽配信もされているので気軽にお求めできる。
手元に実物を置きたい方はミニアルバム、シングル、ライブDVDも発売されているのでぜひご確認頂きたい。
そして2024年6月26日にはフルアルバム「What's Going On?」が発売されるので今から予約しても良いだろう。音楽配信も予定されている。
こんなに仲の良いグループが6月26日発売のアルバムで解散となってしまうのは誠に惜しい。まさに「What's Going On?」(どうしたの?)
ただ彼らは毎回進化してきた。
今回がTRD最後のアルバムになるが攻めの姿勢は変わらず走り抜けるだろう。
ファンに「What's Going On?」(調子はどうだい?)と笑顔で手を振る2人が目に浮かぶ。
それに手を振り返すことが出来る最後の日まで私は見届けようと思う。