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生まれて初めて、“彼氏と”旅行した結果…。
付き合って間もない彼氏と旅行をしてきた。
旅行前の不安な心境を綴っていたわたしは、果たしてどうなったのか。
結論、わたしの不安は半分的中・半分外れとなった。
◇
まずは外れた部分、つまり「良かった」ことを書こうと思う。
旅先での疲れやイライラからくる、喧嘩や気まずい空気は皆無だった。
むしろ、何か思い通りにいかないことが起こっても、ポジティブに捉え直して楽しむ思考も同じだった。
さらに、行きたいところや時間の使い方まで完全に一致した。
帰りに空港へ向かう車の中で、「あっという間だったね」「知り合って1ヶ月くらいとは思えないね」なんて話をするほどには、お互い楽しめた。
ではどんな「不安」が的中したのか。
それは、「良くも悪くもお互いの理解が深まることはたしかだろう。」と旅前の記事で書いた通り、悪い方の理解も深まってしまったことだ。
しかもそれは“わたしが彼に対して”ではなく、“彼がわたしに対して”だった。
◇
風情ある温泉街の旅館に泊まり、部屋食を楽しんでいた時のこと。
お酒も回り、つい過去の話が口を滑って出てしまった。
20代前半の、少し遊んでいた時期のこと。
わたし史上最大の黒歴史エピソードを話さざるを得なくなるところまで、口が滑ってしまったのだ。
意を決してその話を伝えた時、彼は衝撃を受け、動揺してしまっていた。
せっかくの美味しいご飯の時間。
和やかな時間を過ごせるはずだったのに、気まずい空気が流れた。
その日は、お互いそれぞれの布団で離れて寝た。
「言わなきゃ良かった」
「ずっと隠し通せば良かった」
そんな想いしか巡らないほど、わたしも動揺した。こっそり泣きながら寝た。
朝起きてしばらくは昨晩の気まずい空気がふたりの間を流れていた。
ても、
「こんな湿った空気のまま旅行するなんて嫌だ」
「むしろその過去を気にならないくらい、今のわたしといて心地いいと思ってもらいたい」
そんな思いで気持ちを入れ替えて、精一杯に旅行を楽しんだ。
◇
こうして過ごした2泊3日の旅行。
最後には「楽しかったね」って笑い合えるほど、いい時間になった。
過去は過去、と彼はわたしを受け入れてくれたみたいだった。
この先のふたりがどうなるかは分からないけれど、“今”を見て“今”を楽しんで、そして“未来”のことを考えられるように、ふたりの関係を築いていけたらなと思う。