ヨシやるぞと思った時。
自分は空手道場を運営しています。
空手道場のイメージってどんなですか?
今でもちょっと怖いようなイメージってあるんですかね。
ウチは自分で言うのも何だけど割と楽しい感じを全面に押し出しているように思います。
自分が思ってるだけかも知れないけど。
そう思う大きな要因の一つにウチは練習に音楽を使っているってことがあるかもです。
この音楽というのは気に入った曲を流しながら練習をするって言うのとは少し違ってて。
ホントに練習用の音源を作って使っていると言うことです。
で、なぜそのような流れになったのかと言うと。
これはもう何年前なのかわからないけど、ホントに昔、自分の師匠が用事があって道場に行けないという話を聞いて。
代わりが務まるような諸先輩の皆さんも予定が合わずとのことで、コレは!と。
自分にやらせてもらえませんか?と申し出てみました。
今思えば随分と思い切ったことをしたんだなと思いますけど、当時は、その師匠の道場の風景を指導する側から見てみたいと思ってしまったのです。
師匠の道場は道場生から見学の保護者の皆さんも合わせて100人くらいが武道場にギッシリ詰まっていて。
ホントに圧巻の風景でした。
自分なりに足りないながらも爪跡を残そうと思って結構気負って道場に向かったんだけど。
実際、道場に立ってみれば、そこは若い指導員のみんながテキパキと練習を進めていて。
ハッキリ言って自分のやることはありませんでした。
風景に圧倒され、気後れしたまま練習は終わりました。
わかってはいたけど、コレはもう根本から考え直さないと自分の道場でこの先に、この風景を見ることはないなと思いました。
まあまあの絶望感というか何というかです。
自分の道場生は当時、30人から40人ぐらい。
指導員と呼ばれるような人は1人もいません。
どうする?と。
当たり前だけど、道場練習を自分が進行して自分が指導して、自分が評価して。
事務的なことも地域に知ってもらうことも全部自分1人でやらないといけません。
…なんですけど、何故かその時の自分は師匠の道場で見せてもらった風景を自分も見たいと言う気持ちが薄れることがなくて。
とりあえず今はどうしたら、あの風景に近付けるのかを毎日考えていました。
現在19歳の息子がまだ子ども園に通っていた頃なので15年くらい前の話ですね。
奥さんの実家が区画整理で建て替えるときに二世帯住宅にして一緒に住もうという話になり。
それに伴って、家を建てる予定の場所の近くのアパートに引っ越して来た頃でもあります。
どうしたらあの風景に近付けるかなって毎日モヤモヤしてました。
まずは指導員が欲しいなと。
でもそれは急に出来るものではないのはわかってます。
そうだ!
音を鳴らそうと。
…と、今日はここまでです。
続きはまた次回。