色んな自己を拾い集めて今年を納めよう
2020年は、自己分析で年を納めてみようと思う。
なぜなら今年は、新潟から岡山へ移住し新たな一歩を踏み始め、様々な出会いと別れがあった1年だったから。
上は新潟の風景
下は岡山の風景
ちなみに僕は、自己分析をするにあたって、"ホントの自分"は存在しないと考えている。
「接する相手や置かれた立場によって自分という存在は移ろう」という、無常感を大切にしているから。
多種多様な人や土地と触れあう度に、自分は分化し移ろいゆくからこそ、今年も色んな自分を知ることができた。
その一方で、相手やその場の空気に合わせようとしすぎるあまり、自分の長所を忘れてしまいそうにもなった。
だからこそ、色んな自己をもう一度拾い集め、今年を納めようと思う。
・・・今回参考にする著書は、坪田塾塾長でビリギャル著者・坪田信貴さんの書籍『人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書』
心理学の手法を使い人間を9つのタイプに分け、接する相手や自分自身にどのタイプの特徴があるのかを判別し、9つそれぞれの性質に合わせて対応の仕方を変えることで、心が自信と勇気で満たされていく…という内容。
人間関係の構築や人材育成だけでなく、どうしたら自分自身の心が満たされるのかを知るのにも役立つ内容だ。
【9タイプの内訳】
①完璧主義者
②献身家
③達成者
④芸術家
⑤研究者
⑥堅実家
⑦楽天家
⑧統率者
⑨調停者
どのタイプが良い悪いではなく、各タイプのプラス面を把握し伸ばしていくことで、それぞれの特性が輝いていく。
タイプの判別は90の質問に答えて点数をつけていくのだけれど、僕のタイプは『芸術家(16点)』『研究者(11点)』『楽天家(10点)』『献身家(9点)』の傾向が高かった。
…それぞれのタイプごとで僕に当てはまる特性を見ていこうと思う。ご自身に照らし合わせてもらえると、とても嬉しい!
【芸術家タイプ】
・ロマンチストで、自分の感受性を大事にし、人とは違った価値観に誇りを持っている。
⇓伸ばすと良いところ
・他人の心を理解しようとし、その痛みに共感できる。
・大切な人を忍耐強く支え抜ける。
⇓心が乱れだすと…
・周囲と関わろうとしなくなる
・悲観的になりすぎてボーっとしてしまう
・誰も自分を理解してくれないと感じて孤立する
・気分屋になり、感情の波が激しくなる
「僕はこう感じた」と誰かへ伝えた時に、「そんなことを感じる必要はないよ」と言われると、僕は不満を感じる傾向がある。
「僕がこう感じたという事実」にウソをつきたくないし、「こう感じるべき」という相手の価値観がどれだけ正しかろうが、自分が感じたことをありのままに受け止めるということを、僕は偽れない。
「普通は皆こう感じるのに、別のことを感じるなんて、素直じゃない」と捉えられることもあるけれど、『自分を偽らないこと』こそ、素直さの表れだと僕は思う。
同じ体験を交わしながら、感じたことが互いに違っていたとしても、共に感じることはできるから、僕は同感を求められると心が冷めてしまうんよな。
同じことを一緒に感じたいわけではなく、別々なことを共に感じたい。ただそれだけだ。
【研究者タイプ】
・1人でコツコツ好きな分野を極めたい職人気質で、好奇心旺盛。気に入った1つのことにひたすらハマる。
⇓伸ばすと良いところ
・論理的な思考力や、合理的な物事の考え方。
・データや人物像を分析する能力。
・人の話を聞いた際に、理解が速い上に、理解が深い。
・仕事を他者にうまく任せることができる。
・冷静でいられる。
⇓心が乱れると…
・現実的な行動で何かを改善しようとしなくなり、知識を蓄えることで解決しようとする。
・周囲を遠ざけ、自分の世界にこもりがちになる。
僕は考えすぎて行動を起こすことが減ると、自分なりの分析に酔いしれて、批評することに満足してしまう。
もっともっと風のように飛び回ることで、僕の良さは活きるはずだ。
【楽天家タイプ】
・旺盛な好奇心に実行力が伴っている。
⇓伸ばすと良いところ
・好きなことに対する集中力は抜群。
・発想力が豊か。
⇓心が乱れると…
・状況が厳しくても、自分を甘やかして逃げ続ける。
・計画なしで、衝動的に行動し始める。
僕は自分がワクワクすることへの高まりはハンパナイのだけれど、周りから「やるべきだ」と勧められたことに対しては、自分を甘やかし続けてしまう。
だからこそ、大切にすべき相手を信じ頼る姿勢がもっともっと大事なんだろうと思う。
・・・僕のことを見守ってくれているあなたへ。
いつもありがとう!
【献身家タイプ】
「人のためになるなら」という思いで行動するのが好きで、ちゃんと感謝をされるとテンションが上がる。
⇓伸ばすと良いところ
・他人の気持ちを理解できる。
・勘が鋭く、察しがいい。
・柔軟性に富んだ思考力を持っている。
⇓心が乱れると…
・自己肯定感が低くなり、モヤモヤした不満で心が晴れなくなる。
・自分の感情より、和を優先するため、精神的に疲弊してしまう。
僕が人や空気に自分を合わせようとするのは、相手を変えるよりも自分を変えるというアプローチを選択したいからだ。
たしかに、「和」を優先することで疲れてしまい、後で1人になりたくなることが多々ある。
皆のためにではなく、『あの人のために』という限定性が必要なんだと思う。
僕は、1人1人を丁寧に大切にしたい。
・・・さいごに。
「自分は自分であり、相手が相手であること」を、僕は切に願っているんよな。
お互いが別人だからこそ、自分と同じ部分も違う部分も受け入れ、愛を育むことができるから。
愛に踏み込むことができると信じているから。
僕らが本当の意味で『私たち』になれる瞬間は、自分は自分であり相手は相手であるということを、互いに受け入れ混ざり合えた時だと思うんよ。
だからこそ、「自己を知るということ」を忘れずにいたい。
・・・読んで頂きありがとうございました(*^^*)
ちなみに今週は、酔いつぶれて日曜に書き上げられませんでした…汗
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【軟水のたそがれ】
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このnoteは筆者の思想を深堀りするエッセイです。
※毎週日曜日の夜に更新!
新たな1週間が始まる前に、何か大切なことに気がつくキッカケになれば嬉しいなと思っています!
ゆらりときらめく水鏡のように
他者の魅力を鮮やかに彩る存在でありたい
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