いまさら合宿に参加するのは、なんで?#54
「修学旅行の時は、あれほど行くのを、いやがってたのにね。」
って、あの頃は頼むから行ってほしいと泣いていた母親が、半年前のコルクラボの合宿に参加する話しをした時、少しだけうれしそうに笑いながら、聞き返してきた。
半年前に参加させてもらった合宿の終わりに、
「2日目が終わって、変わったのかな?変わってないのかな?自分の輪郭をなぞってみても、まだちょっとぼんやり。」
って書いたりしてた。そんな半年前の合宿で、最初に頭に浮かんだのは、
「うまく、やらなきゃ。」「また変なやつだと、思われたくないだろ。」
って言葉で、自分で自分に、何度か繰り返し声をかけてた気もする。前回の合宿は、たった2日間でこんなに自分が刺激を受ける瞬間があるんだって、その衝撃が、ただただすごくて、楽しかった。
それでもやっぱり終わったタイミングでは、ただ参加させてもらっただけなのに、どこか少し、ほっとした気もした。
それから半年経って、自分の変化はうさぎよりも亀よりもはるかにゆるい歩調で、時々がっかりもするけど、なかなか自分の目にすら見えない形で、変わりつつあったりもする。
今回の合宿では、前の日に10時には寝はじめたにも関わらず、結局なぜか15分後には、起きてしまった。
おとなげもなく、緊張してるのかな?って思って、もちろんそれもあったけれど、緊張が半分、楽しみが半分くらいで、眠れなかった気もする。
「いまさらやけど、楽しみにしてるからやよ。」
って、眠たいのになかなか眠れないぼーとした頭で、前日、結局近所を散歩しながら、半年ぶりに、同じ質問の答えを、ひとり思い返してみたりした。
コルクラボの合宿を作ってくれたみなさま、ありがとうございます。コミュニティで大事なのはギブだって聞いたはずなのに、まだぼくは、楽しさをテイクしていく回数が、多すぎる。