ある春の日の風景-② 沼についての説明看板も添えて
日本で最大かつ最北のマガンの渡りの中継地「宮島沼」(北海道・美唄市)。
毎年春と秋、マガンをはじめとするさまざまな渡り鳥が飛来し、この沼でひと時羽を休めます。
マガンは、ピーク時には6万羽を超えることもあるのだとか。
春、マガンたちはここから繁殖地のロシア極東へ向けて飛び立ちます。カムチャツカ半島まではノンストップで一気に渡るのだそう!想像を絶する過酷な旅。みんな元気に、無事にたどり着けますようにと祈らずにはいられません。
5月の初め、マガンたちはもうロシアへ旅立ってしまったかな?と思いつつ立ち寄ってみると、まだいました。
・・・(-᷅_-᷄๑)
ここは、宮島沼水鳥・湿地センターで購入した手のひらサイズの冊子「宮島沼図鑑」に頼りましょう💦
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訪れた日はとても気持ちのいいお天気だったので、沼周辺を少しお散歩。すると突然、マガンが何グループかに分かれて次々と沼を飛び立ち、頭上をブワーっとゆくんです。休憩を終えて、また食事に出かけるところだったんですね。
まさかそんな姿をタイミングよく見られるとは思っていなかったので、カメラを構えておらず💦たとえ構えていたとしても速くて撮れなかったと思いますが😅近隣の田んぼへ出かけていく様子はなんとか写せました。
ちなみに、頭上を飛んでいったときの見え方に近いのがこの写真。顔までちゃんと見えるくらいだったんですよ。
マガンは、「ねぐら立ち」と「ねぐら入り」(※)が壮観で、一度は見るべき光景ともいわれているのですが、昼間の姿も圧巻でした。鳴き声、羽音とともにずっと心に残り続けると思います。
※ ねぐら立ち:早朝、エサを求めて一斉に沼を飛び立つこと。
ねぐら入り:日没ごろ沼に戻ってくること。
ねぐら入りは以前見たことがあるのですが、本当にすごいです。こちらも一生忘れることはないと思います。
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最後に、この看板を。
マガンたちの食も心配です…
北海道では(全国的にだと思いますが)水稲作付面積が年々減少傾向にあります。その要因の一つになっているのが、お米の需要の減少。
単純すぎるかもしれませんが…どんどんお米を食べましょう!伝統的な食を守ることは、風土を守ることに繋がり、ひいては、ほかの生き物たちの命を守ることにも繋がると思うのです🌾