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天才……?
てん菜という作物はご存知でしょうか?私は北海道に移住するまで知りませんでした(~_~;)名前を聞いても天才という言葉しか思い浮かばず……
てん菜はビートともいわれる砂糖の原料になる作物です。日本では北海道でしか栽培されていないんですよ!なのでおのずと生産量は日本一、100%北海道産です。にもかかわらず、あまり知られていない気がするんですよね。目にする機会がほとんどないからでしょうかねえ……というのも、消費者として手にすることができるのは、もう砂糖に姿を変えた後。じゃがいもや玉ねぎのように収穫されたままの姿ではお店に並ばないからです。
私が初めて目にしたのは、移住後に農業団体で働くようになってから。あるご縁がきっかけで偶然見ることができました。第一印象は、小さめの桜島大根!白い部分(根)がカブを大きくしたような形なんです。サトウダイコンと呼ばれることもあるので、やっぱり大根の仲間なんだと思いきや、ほうれん草の仲間なんですよ。
下の写真は、以前てん菜の圃場から家族が送ってくれたものなのですが、確かに葉の部分はほうれん草っぽいですよね。
日本で栽培されている砂糖の原料となる作物にはサトウキビもありますが、国産原料を使った砂糖の内およそ8割はてん菜なんだそう。これもまたすごいことなのですが、砂糖全体で考えてみるとこんな数字も見えてきますーー国産を原料としているのはおよそ4割、6割ほどは外国産。
お菓子にはもちろん、お料理にも欠かせない砂糖。当たり前のように家にあって、当たり前のように口にしているけれど、思っている以上に奥深いものです。そんな砂糖の世界を楽しく覗ける「天下糖一プロジェクト」というサイトにハマっています。
〜『北海道をかし菓伝』外伝 その5〜