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冷やし中華の開幕時期について悩む
読みもの「冷やし中華の開幕時期について悩む」
「いつもお世話になってます。」
冷やし中華さんに
ご挨拶できることがあるならば
そうお伝えしたい。
我が家は
夏じゅう、冷やし中華を
よく作る。
ちょっと酸っぱくて
さっぱりしていて
冷たくて
野菜も沢山摂れる。
家族みんなの好物なので
昼に出しても夜に出しても
誰も文句を言わない。
(我が家は夕食に麺を出すことは
禁止ではない。むしろ歓迎されている。)
自分自身が
冷やし中華を食べたいので
疲れていても
冷やし中華なら作ろうと
張り切れる。
夏の終わりには
足を向けて寝られないぐらい
お世話になっている。
*
そんなありがたい
冷やし中華であるが
あまりに出しすぎることで
誰かが「飽きた」と
言い出す懸念がなくはない。
そんなことはあってはならない。
このありがたい、
簡単美味しい麺料理の
ともしびを消してはならないのだ。
だから
週に一日以上
作らないように留意し
具も
ハムだったり
サラダチキンだったり
青じそトッピングだったり
人知れずフレーバーに変化を
効かせている(つもりである)。
*
地球温暖化のせいなのか
4月には気温が30℃に届いてしまう
なんてこともしばしば。
4月ごろには
スーパーの店頭に
冷やし中華が並び始める。
暑い。
「ひやちゅう、食べてしまおうか。」
まだ
季節の上では春なのに
近年はその誘惑に駆られることが増えた。
「いや、貴重なひやちゅうを温存する為にも
ここは開幕をもう少し遅らせよう…
せめて5月中旬に…」
などと
買い物に行くたびに
葛藤を重ね
5月中旬に
満を持して
ひやちゅう開幕宣言をする。
喜ぶ家族の顔。
ひやちゅう開幕を持って
我が家では
「もう夏だね」という
家族独自の暦が発動する。
*
「ああ、ひやちゅう。久しぶり。
今年もよろしく頼みます。」
p.s
名古屋ではマヨネーズをかけがち。