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コロナ後、少々匂いがしない件

読みもの「コロナ後、少々匂いがしない件」

いやはや、お久しぶりです。

遅ればせながら
コロナに罹患しました。

喉がほどほどに痛い、
熱は出ても37℃前半、だるい
…のみ。

そりゃあ、
ただの夏風邪だと思うじゃないの。

だけど
大した風邪症状ではないのに
だるさだけは「今38℃出てる人」
並にあって
頭はフラフラ、立っていてもしんどい…
という状況でした。

その後
症状もひと段落し
すっかり鼻も通っているにもかかわらず
匂いがあまり分からない!
ということに気がついた。

匂いが「全く」しないわけじゃない。

匂い全体が弱かったり、
匂いの構成要素の
一部分しか分からなかったり。

例えば
ゆずの香りのボディーソープだと

ゆず独特の、草のような土のような
あの「素朴な香りの部分」は感じるのに
柑橘の酸っぱい部分は
全く分からない。

そして無香料シャンプーのような
製剤そのものの
粘土の匂いを薄くしたような
微妙な匂いだけは
なぜかバッチリ分かってしまう。

はたまた

トイレスプレーの
アルコールのような匂いは分かるのに
強烈フローラルな部分が
ゴッソリ感じられない。

それから
紅茶に関しては
お湯を飲んでいる感じ。

モノによって大いにムラがある。

食べ物の「味」も分かるけど
いくつかの香りの要素が欠落していて
どこかパンチに欠ける。

ありがたいことに
毎日少しずつ、少しずつ、確実に
感じられる匂いの種類も強さも
改善してきている。

しばらく
くんくんしまくりながら
生きていく所存である。

それにしても

香りはいくつかの要素でできていて
パズルや因数分解のように
バラバラになる感じが
とても不思議で感慨深い。

豊かで複雑な香りに囲まれて
暮らすことは
当たり前じゃなく

それって
すごいことだったんだなって
感じるのである。





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