フィオレンティーナ所属キエーザの移籍話について

フィオレンティーナの絶対的なアイドル フェデリコ・キエーザではあるが現在複数のチームから興味を持たれ日本のサッカーサイトでも複数の記事が取り上げられおり、その中でマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、ユベントス、インテル・ミラノの4チームが移籍先としてあがっている。

盛り上げるためであるからか残留の可能性を取り上げるところはほとんどなく、本人のインタビューで書かれているもの等、極一部である(憶測の記事より普通本人の談話の方が可能性としては一番高いのではないかというツッコミはさておき)

さてキエーザの残留の話の現在の具体的な話をする前に昨夏のフィオレンティーナの状況を書いておこうと思う。 フィオレンティーナは思い出したくない恐怖の勝ちなし記録を更新していく中でオーナーが非難を浴び身売り騒動になった(2~3年に1回オーナーが売却騒動を起こしていたがw)今回は現実的にアメリカの実業家ロッコ・コミッソ氏に売却された。

その間に勝てないチームに嫌気がさしたのかどうかは不明だがキエーザがユベントスへ個人合意をしているという話がユベントスのお膝元トリノのTuttosportsから出たことをきっかけに多くのイタリア紙が取り上げていた。しかし、新オーナーが就任するとともに最初の約束事の一つにキエーザを残留させることを上げたことなどからキエーザに関する交渉がクラブ間ではあまり進むことなく移籍市場が閉鎖する運びとなった。(期限が閉まる頃にはインテルの方が全力をあげて来夏に持ってくる話をしていたようだがこちらも実現せず)

シーズン開始してからの話はコンミッソオーナーがキエーザの延長交渉を支持しているがキエーザの延長交渉の話し合いの場すら持てていない状況が続いているという報道もあり2020年夏の移籍が近いのではないかと思われた。しかし、イアキーニ就任や1月の移籍市場での大型補強があったからか2月の時点ではよくわからないのだけどキエーザが残留したいという意思が出ているという報道が多く出てきており残留の可能性も出てきたのではないかという報道もちらほら出ていた。

しかし、今現在キエーザの移籍先の報道が多くなってきている理由はオーナーのインタビューでキエーザは適正な金額のオファーが来て本人が望むのであれば移籍容認の話をしたことが原因だと思う。同じく人気銘柄になりつつあるカストロヴィッリは移籍させないと明言したことに比べて違う対応になっている。

原因として考えられるのは①二人の契約年数の差キエーザは2022年、カストロヴィッリは2024年。キエーザが今年契約延長できなければ来年値下げしてでも売却しないといけなくなる。また年俸も延長ならボーナス込みで450万程度になるという大きな負担になるというのも原因になるのではないか

②キエーザの売却を当てにした先補強、冬の時点でアムラバト、クアメ、クトローネなどを買取義務付きのレンタルなど支払いを先延ばしにするが確実に払う契約で大型補強をしているだろうと言われている。そして、カストロヴィッリとキエーザだと現状2000万近くの移籍金の差がありキエーザの方が売却するときのメリットが高いという判断などではないだろうか(サポの信頼を失うデメリットは置いておくとして)

完全なる余談になるが個人的にはビッグクラブにキエーザが行ったとして活躍して育成できる環境があるチームは当然ないと思うのでもう1~2年残留しないかなと思っている。 ユベントスだとあれだけの選手たちに割って入れると思わないし近年育成に成功した攻撃的な選手ってディバラくらいイタリア人は取るだけとって金稼ぎに使われている。インテルもそもそもキエーザが生きる適切なポジションないし何より自分の戦術にはまらないと即干すコンテだし・・・・

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