noteをつける動機のようなもの
先日、役所の福祉課に行った。
生活保護の申請をするためだ。
しかし申請は下りなかった。
貯金が基準をわずかに上回っていたためだ。
役所からの帰り道、
なぜかふと、noteを書こうと思いついた。
そのときは見事な冬晴れの空で、
あまりに澄んだ大気のせいで、
ずっと耳鳴りがしていた。
私は今まで一度も正社員として仕事をしたことがない。
ずっと派遣やアルバイトで肉体労働をしてきた。
幸せだと思ったことはないが、それほど不幸せだとも思っていない。
友はいない。恋人もいない。
持ち家もないし、車もない。テレビもない。
死はもちろん何度も考えた。
しかし、今となってはそれも面倒に思う。
人は必ずいつか息絶える。急ぐことはない。
そんな男がnoteを書くのは場違いな気がする。
私は自分に自信がない。
世界からまったく必要とされていないように思う。
だが人間には、
“自分より不幸な人間によって慰められる”
という習性がある。
もし、このnoteが
誰かの慰めになることがあったのなら、
それだけで、
私の生にも何らかの価値があったと言えるかもしれない。
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