マリナ油森国訪問記⑤
noteの街で、「国であり沼であり街でもあるどこか」にいる"ネズミさん"ことマリナ油森さんを、いつも通り探してみるけれど、なかなか見つからない。通りを間違えたかもしれない。路地裏を通り抜けると……。
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熱に浮かされたかのように、怪しい笑みを浮かべるネズミさんを見つけた。
こんにちは『どんぐりの恵み豚』さん。あなたのこと、ようこさんから聞いています。美味しいんですってね。
https://note.com/tonarinotororo/n/n37104a13395d
『どんぐりの恵み豚』さん逃げてっ、と声に出すのを思いとどまる。魔性の品揃えの中で、北澤八幡神社例大祭の祭り囃子に合わせて、『どんぐりの恵み豚』さんが走り出したら、いささかシュールが過ぎる。ネズミさんを魔性のスーパーに残し、私は日常へ戻ったはずだった。
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魔性のスーパーと祭囃子から離れたはずが、気がつくと【第1回 呑みながら書きました】祭りの告知が目の前に。他のnoterさんも愛でている通り、どうかしてる出来栄え。ネズミさんが時々、文字化けしてる。かくして、大人達の悪ノリと、それを優しく受け止めるネズミさん達のお祭りが開幕した。
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カウントダウンするかのように「今夜だよ!」のお知らせ。おまつり会場で、ネズミさんはあきらとさんと、絵しりとりをされている。
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そして、参加者さん達は……。呑む、書く、読む。フリースタイルで、思い思いにお祭りを楽しまれている。いい旅館で文豪スタイルのネズミさんが、総括されている。酔いどれnoteを1つ1つコメントを添えたのは、ネズミさんとサトウカエデさんのお二人。サトウカエデさんの「キーボード、猫のってません?」ってコメントがすごく好き。
その猫、たぶん、1匹じゃない。同時多発的noteに猫。noteの街で、猫に会いたくなったら、マリーナ酒場へ行くといい。
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お祭りの後は少し寂しい。でも大丈夫、noteの珈琲好きが集まる通りへ行くと、ネズミさんちの「珈琲ライフ」を聴けるから。今回は「生豆の選別」「ピザ窯焙煎」の2つが紹介されている。写真と言葉で丁寧に解説されていて、このままテキストに出来そう。ネズミさんの珈琲愛に触れて、焙煎する人が増えるかもしれない。
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noteには音楽が好きな人が集まる広場がある。「プレイリストをさらし合おう」というイベントに参加されている、ネズミさんを見つけた。お好きな作品を紹介する構成と熱量がすごい。
読むだけで引き込まれてアガる感じが無敵だ。さすがの、つよつよ。
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岩代ゆいさんを紹介しつつ、お手紙にもなっている記事を、ネズミさんがnote街のポストにコトンと投函している。性嫌悪を自覚されているネズミさんだけど、でもこれなら嫌じゃないという気づきのお話でもある。温かいエールでもあるお手紙。そして、小説の執筆にも挑戦されている。
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「旅する日本語」(短歌Remix)も、丁寧に続けられている。「ネパリの婚礼」の響き、とても好き。
子どもと真っ直ぐ見つめあって、笑いあう時間って短いんだろうな。
https://note.com/tonarinotororo/n/n2d8af92daf0e
こんな風に、添えられた言葉も好き。アップルパイ作品に添えられた、マイルールも素敵。
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第2回note酒場に向けて、ネズミさんのnoteを俯瞰できるように整えられたり、エンジニアトークもしやすいように資格や開発言語等をお書きになられている。コミュ強は、気配りの方でもある。
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ネズミさんの発想に触れるのは楽しい。今回は、子育て支援センターで元気を取り戻した経験と、ガンガンお仕事されてブラックプロジェクトの経験から、思考を紡がれている。耳を傾けてみよう。
しかし「おじさん」は相談員さんが女性だと、高圧的になったりセクハラしたりする人が多いから。(そういうところだぞ。だから気の毒がってもらえないのだ。)
窓口には、引退した元プロレスラーを配置する。笑顔が素敵なタイプの。
https://note.com/tonarinotororo/n/nd29a7f2ead77
「上下」みたいのに染まってしまったおじさんを自己責任で放置するのではなくて、「何か」を用意することで、確かに悲しい出来事が減らせるのかもしれない。
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noteのスキやビュー数で、ネズミさんが一喜一憂しない理由は、学生時代の経験が土台になっている。アマチュア公演に来るリアル観客の反応を、ネズミさんから聴いてみよう。
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彼女はいつもそうなのだ。
上品に異論を切り出し、みんなの視点を瞬時にひっくり返す。
反感を抱かせない鮮やかな話術は、切れ味鋭いメスを使い、出血量を最低限に抑えて開腹手術を行う腕のいい外科医のようだ。
流血させることなく、その場の毒が取り除かれてしまう。
https://note.com/tonarinotororo/n/nbebf7a0ba5d1
「わたしをかたちづくったもの」へ参加した、上記記事で、ネズミさんはお友達の魅力と、「異論」の魅力を語られている。ネズミさんが獲得している、翻訳とか通訳に感じられるスキルは、「異論」の取り扱いで磨かれた技なのかもしれない。
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ネズミさんは旅の達人だ。noteの街の旅も、100(+α)日間で振り返って、足跡をまとめられている。出来事も、人との出会いも、ネズミさんならではだろう。
以前拝見した小児科での出会いから『note同期会』に繋がり、おまゆさん登場回ではステーキを召し上がっていたりする。出会い、会話、飯テロ。強い。
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ネズミさんは時々、noteで公開お手紙を書かれる。今回は「ぐつぐつ」に関して、ネズミさんが香嶌一伽さんへのお手紙を、noteの郵便局から発送している。封筒サイズのネズミさんだけど、noteの郵便局員さんはもう顔なじみだし、驚いたりしない。記念切手あるよなんて話している。
「ぐつぐつ」について、ご自身はどうしたか。再現性があるかわからないけれど、香嶌一伽さんへの提案。そして、手放すことで失うもののこと。香嶌一伽さんが選べるように、丁寧に書かれたお手紙。
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物語はクッションなのだ。心を守るための。
だから、この文章を読んで罪悪感を感じた人は、安心してその物語化する能力を温存しておいてほしい。
https://note.com/tonarinotororo/n/nf190368eb91f
幼い日に、心を守るためのクッションを失うくらい、強いショックや自己嫌悪を体験されたのだろう。ネズミさんが乗り越えて慰めを必要としていないことは、ワイナリーで以前伺っている。大丈夫、「ブドウ」腐ってませんよ。ワインになってる。
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「同じテーマで書いてみよう」の第一弾、「今日の天気」のまとめを書かれている。ネズミさんは、香港の日本人小学校の思い出を描かれている。
イギリス紳士は立てた人差し指を口元に持っていき、いたずらっぽく肩をすくめてウインクした。
https://note.com/tonarinotororo/n/nfb9e94126180
お天気の話題が、どうしてこう繋がったのか。イギリス紳士が、どんな方なのか。未読の方は、記事を訪れることを勧めたい。
訪問先一覧
・油森家の珈琲ライフ【焙煎編:生豆の選別】
・ビュー数が可視化された世界を知っていると、ダッシュボードがどうでもよくなるよ
・わたしのnoteを紹介します
・3人のnoterが初めて会う日
・3人のnoterが初めて会った日
・その光は粛々と(短歌Remix)
・恋に落ちるのは突然とはいうけれど
・私は台風が怖いし死を物語化できない
・熱戦と赤福氷(短歌Remix)
・食らい、遊び、舞う 極彩色の婚礼(短歌Remix)
・香嶌一伽さんへの手紙:心のぐつぐつを消化できるようになったきっかけ
・わたしのお仕事だったもの
・【小説】この安らぎがいつまでも続きますように
・寂しくて辛い「おじさん」のための福祉
・今日の天気 イギリス紳士のお茶目な知らんぷり
・同じテーマで書いてみよう 第1弾「 今日の天気 」 まとめ
・わたしをかたちづくったもの 上品なおともだちの上品な異論グセ
・おまゆまゆまゆおまゆさん 〜もうひとりのnote同期〜
・この温泉を上がったら私たちは離れ離れ(短歌Remix)
・異国のパトカーに護送されて(短歌Remix)
・呑みながら書きました やります
・油森家の珈琲ライフ【焙煎編:ピザ窯焙煎】
・note街で過ごした100(+α)日間
・家族で歩く、長くて短い散策路(短歌Remix)
・岩代ゆいさんを紹介します:私は少し官能小説が好きになったかもしれない
・アップルパイの街(短歌Remix)
・呑みながら書きました 今日の夜だよ
・呑みながら書きました あきらとさんと絵しりとり
・つぶやき 2019/09/29 05:06
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介1〜10
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介11〜20
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介21〜30
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介31〜40
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介41〜50
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介51〜60
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介61〜70
・プレイリストをさらし合おう 〜くだらねぇものぜんぶ蹴散らしていこうぜ
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介71〜80
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介81〜90
・【第1回 呑みながら書きました】記事ご紹介91 そして総括
編集後記
ネズミさんことマリナ油森さんの100日、濃い。『note街で過ごした100(+α)日間』が分かりやすいけれど、旅が上手で、コミュ強なマリナ油森さんは、noteという街を旅することも、上手い。
「異論」のことにしろ、お手紙で感じることにしろ、だんだんマリナ油森さんのカラーや輪郭がくっきりしてきた気がするのです。Twitterとnoteに慣れた頃だから、そう見えるのかもしれないですね。
ところで、飯テロって言葉はあるけど、スーパーは何て呼べばいいのでしょう。オオゼキ、気になります。スーパーがエンターテイメントになってるんですよね? でも、好奇心で開けてはならない扉ってあるし。
それでは、また。
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