ペルソナシリーズの「完全版商法」に対して、無印を買って遊んでP5Rもやっている者としての一意見
アトラスのペルソナチームは開発が遅いことで知られています。内情は分からないけど、作品のクオリティやヒットした前作を超えてくる点と関係があるかもしれません。
「完全版商法」という言葉があり、ペルソナシリーズだと
P3→P3P(P3FESは反映されませんでした)
P4→P4G
P5→P5R
のように、移植版や続編ではなく、追加要素を組み込んだ完全版が出ています。当たった作品のゲームバランスをさらに調整し、追加要素も組み込んだ完全版を販売するのは、企業の経済活動として理解は出来ます。
作品によってはゲーム機のハードも異なるから遊びたければハードごと買う必要があるし、無印版を遊んだデータは引き継げないし、最初から完全版を出して欲しいという意見もネットで見聞きします。ペルソナシリーズのように、完全版が続いたシリーズは、無印版の買い控えも起きるだろうとの指摘もあります。
ここは、映画を劇場で観るかBlu-rayやサブスクで観るかや、小説を単行本を予約して読むか、文庫が出るのを待つかと似ています。完全版の場合、ゲームバランスの調整と追加要素があるため、別物ではあるけど「予約して無印を遊ぶか、完全版を待つか、両方遊ぶか」の3択で考えると、選択肢は増えています。
P3PもP4Gも追加要素のある完全版しか知らないですが、気に入っています。P5(無印)を遊びましたが、P4Gの熱気を壊さない、期待を超えたクオリティですし、P5Rは12/24まで進み、ダンジョンが解禁され、アルカナ魔術師のフツヌシが足りなくて作れなかった、ヨシツネも無事生み出して加入しました。P5を明確に覚えているわけではないですが、ゲームバランスの調整(メメントスのジョゼによる報酬の追加・強力でバランスブレーカーになるペルソナの追加。ペルソナ図鑑を埋める目的を増やした・パレスのイシの探索と報酬の豪華さ・悪役の描かれ方)を体験すると、ペルソナチームの完成度の高さは、むしろ完全版を生み出すこだわりによるのでは無いかと感じるし、無印の段階でこのクオリティは出せないと思います。熱心なファンが買って遊んだ声を反映させたはずだから。
時間は有限で、2年に一度はペルソナチームに新作を出して欲しいけど、さすがにそれはドラクエやFFも行えないスピードですね。クオリティのために製作期間をかけすぎるように、素人には見えるけど、待つと期待を超える作品を生み出してきてはいますね。あと何作生み出せるのか心配になるけれど、完全版商法は、内容の薄い追加要素やパッケージの変更だけなら買うつもりはないけど、ペルソナシリーズの3作品に限ると、有りだと思います。
ヒットした作品を生み出して、さらに追加要素で調整して、より良く出来るのだから。
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