『仮初の安全と声色の呪縛』が、青春期の多感な描写が卓越してるから、みんな読んで!
ネットで文章を書くことも考慮なさって短いエッセイを執筆されてきた方が、連載小説を書かれています。タイトルから見るとこれからまだどんな流れなのか予想はつかないんですが、この作品は注目に値します。
お話がまず私は好き、扱っている題材も好きと、私は作品に対して好意的な印象を持っています。特に、青春時代の描写が素敵です。
人がノスタルジーを感じる青春時代っていうものは、当事者からしてみれば多くのことでいっぱいいっぱいあって、それは過ぎてみないと語ることができない。大人になって言葉にできたときにはもう成長時代は終わっていることもありますよね。
そのような捉えどころのない青春時代を、ディティールが細かくて、お父様の発言にしても友達との交流にしても、描写が素晴らしいと思います。この作品の作者がエッセイではなく小説という形式を選んだ理由についても、私なりに感じ取っています。
①完成してから一気読みすること
②連載をリアルタイムに並走すること
どちらの楽しみ方であれ、良い読書体験が出来ると思うので、行ってらっしゃい!
追記
2024/09/24 17:34
書きかけの原稿を公開していました。大変失礼しました、ごめんなさい!
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