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#美味しいnoteの歩き方 タダノヒトミさん②

こんばんは、カラストラガラです。

今日拝見した作品を読み終えて、「愛」「命に敏感」「他人のために心底怒ることが出来る」という3つのキーワードが、今、頭に浮かんでいます。「語るべきことがある」ってどんなことでしょう。私には、耳を傾けたくなる人生だと感じられます。

さ、タダノヒトミさんワールド、2日目です。

「みんなで食べれば、0カロリー」って呪文を唱えつつ、行ってきまーす。

マガジン作りました。

引用したい言葉たち

なにかイレギュラーなことが起きたら、気を遣いながら不慣れな夫や遠方の実家にお願いするより、すぐ近くにいて処理能力の高いママ友に頼んだ方が、ずっと話が早い。
https://note.com/mimime/n/n4c7bea2953f3

ほんとそうなのだろうと、頷いて読みました。

シングルだろうが共働きだろうが、みなまで言わなくても通じ合う、共通の危機管理意識と助け合い精神みたいなものが、自然と私たちには装備されていた。
https://note.com/mimime/n/n4c7bea2953f3

頼りになる!

それでもこうして年に一度だけ、ここに来れば約束を特にしなくても会える人たちがいる。人生の中でたぶん一番しんどくて、一番輝かしい日々を一緒に駆け抜けた、懐かしい戦友たち。
https://note.com/mimime/n/n4c7bea2953f3

タダノヒトミさんの「リアル戦友」ですよね。

あの頃の私の生活の中心に、彼女はずっといた。
 
2日連続オールナイトカラオケで、8時間ぶっ通しで歌った後そのまま仕事に行く、みたいなムチャクチャな生活をしつつも、毎日がヤイコのおかげで楽しかったし、ライブに行くためならエグい連勤もなんとか頑張れた。
https://note.com/mimime/n/n3ee8fbf2695b
いつも、いつまでも、半歩だけ前にいてほしい。
 
斜め後ろあたりから見る、あなたの横顔が好きだから。
https://note.com/mimime/n/n3ee8fbf2695b

矢井田瞳じゃなくて「ヤイコ」。タダノヒトミさんの、もう一人の「戦友」かもしれないって、私は感じました。(「分身」て表現なさっていますね。リアル戦友さん達の文章と、どこか繋げて読んでしまいました)

なぜかというと、私は同時代を生きたアーティストはいるけど、その時々で集中して聴くタイプだから、「戦友」って呼べる存在はなかなかいなくて。対して、タダノヒトミさんとヤイコの関わりは、楽曲だけじゃない、ブームで終わらせない、文化があるから。

アーティストから見れば、タダノヒトミさん達がいてくれたから、ここに立てたよって関係ですし。戦友、いかがでしょ。

ちょっとだけ余談。矢井田瞳は、CDショップで「ねえ」が流れてきて、どうしても聴きたくて、探して聴きました。1stアルバムの『daiya-monde』が2000/10/25発売なので、2000年の秋くらいの出来事でしょう。まだiPodを持ってない時代です。

めっちゃヘビロテしました。私にとっても思い出の一枚です。

その頃フジ子さんの家にはたくさんの人が出入りしていたけれど、みんなそれぞれが仕事として役割をもってそこを訪れているだけなのだ。フジ子さんはいつも私たちに向かって「仕事やなくて友達として来てくれたらええのになぁ。そしたら時間なんて気にせず、ずーっとおれるやろ?」と切ない顔でつぶやくのだった。
 
そんな哀しい現実をどうにかすることは誰にもできず、フジ子さんはそれでも毎日気力を振り絞って病と闘っていた。
https://note.com/mimime/n/n0f75c30176eb

個性も状況も違うから、「分かる」とは言いません。フジ子さんや、フジ子さんを大切に思われているタダノヒトミさんに対して無礼です。

伝え方が難しい。

私は、精神専門の訪問看護の力を借りています。頼りになる身近なカウンセラーです。友人や家族にも心配かけたくないから話さないことも、医師と彼らには話します。看護師さんは男性も女性もいます。「イイヤツ」って呼びたい方ばかり。この人達と友人として出会えたら良かったのに、という気持ちはあります。でも、仕事で関わってくれているのだと、線引きを自分に言い聞かせています。

だから、切なさを切ないままに言葉に出来た、フジ子さんが素敵な方だなって感じるのです。(言葉を受け止める側は、本当にしんどかったと思う)

フジ子さんの言葉に触れて、不思議なことに、代弁して貰えたような気持ちになるんです。友人や家族がいないわけじゃないし、寂しいわけでもないけど、「この人達と違う形で出会いたかった」って部分は、言わずにいるから。

昼も夜も人でいっぱいのプールは、流行りの水着でいちゃつくカップルと、ちっとも水に入らずひたすら自撮りしながら本国の友達と会話するアジアのインスタガールたちであふれていて、テンションMAXの小学生女児がそのど真ん中をしぶきをあげながらバタ足で切り裂いていくという、シュールな光景が楽しめる。
https://note.com/mimime/n/nbb8b3a6f2478

この描写から入って、市場の様子や思いが語られます。色彩豊かなプールと、変化していく市場の様子と歴史。コントラストが、とても心に残りました。

金曜の仕事帰り、保育園から週末の大荷物を抱えて、さらにこのうえ笹まで持ち帰るのかと思ったら、正直なところ少しげんなりした。
 
(中略)
 
今夜、たくさんの笹飾りの中に、こんなに純粋な気持ちで放たれた願い事が幾つあるだろうか。
https://note.com/mimime/n/nbeccf6b944fe

こういう瞬間・驚き・発見があるから、頑張れるのかもしれないですね。純粋な言葉と願いも素敵だし、そこに気づかれたタダノヒトミさんも凄い。

こんなんばっかり見て、高校の同級生にわざわざそのためだけに!連絡して、懐かしのメニュー談義に花が咲いて、楽しい数日を過ごさせていただきました。
https://note.com/mimime/n/n0ed80a5c3835

昨日はソース味が恋しくなりましたが、今日はサイゼリヤに行きたくなってます。ノートパソコン持ち込むかって勢いですけど、自重します。タダノヒトミさんの作品を読めば、お腹が減るのです。がんばる。

柔らかく程よい酸味と心地よい歯ごたえで、ビシッとタキシードでキメた白ワイン様とはもちろんだが、ジーンズに白シャツをサラッと羽織っただけのソーダくんや、素足に革靴でカーディガンを肩掛けしたブドーニリモーネ氏と並んでも違和感がない。
https://note.com/mimime/n/nd6b82f2ab923

この描写が好きです。擬人化が、そのまま絵で浮かぶの楽しい。あと、美味しそうすぎて語彙力の欠如を自覚しています。

肉野菜炒めは、市販の焼肉のたれを使えば秒殺のマジ瞬殺飯!だが、焼肉のたれ味は結構飽きる。ということで、マンネリ防止のために始めた塩麹味、我が家ではことのほか人気を博しています。蒸し炒めにすると結構汁気が出るので、ご飯にかけて食べても美味。
https://note.com/mimime/n/n4acfd05a82e8

瞬殺飯。降参。これ白いご飯いくらでも入るやつだ……。

岸田奈美さんは上記記事で「体が、生きようとしている。」って書かれてますけど、『タダノヒトミさんの過去ログ読んだら5kg太った』って流れは避けたいので、自分との戦いを地味に頑張ります。

甥っ子や姪っ子たちを呼んで、みんなでまずは種をよけながらせっせと西瓜をくりぬく。フルーツをカットし、白玉をこねてゆで、それらを全部バランスよく器に入れ、サイダーか炭酸水を加えて、味を整えてからようやく完成する。作るときも食べるときも大盛り上がり間違いなし!な、こどもの喜ぶ鉄板メニューだ。
https://note.com/mimime/n/n7a06ab34c5c2

家族の思い出ですね。大人になっても、思い出の味は覚えているから、きっとご家族が大きくなっても、温かい気持ちで思い出されるのではないかなあ。あと、描写。タダノヒトミさん、カメラいらないと思う。凄い。

ここ半年くらいですっかり背も伸びて急に大人びた娘は、街中でだだをこねている小さい子を見ると「ママ、あの子昔のあたしみたいだねぇ。てか、あたしもっとギャーギャー言ってたよねぇ。あれはホントひどかった!」などと、冷静に自分の過去を振り返って分析するまでに成長した。
https://note.com/mimime/n/nd0561cf3735c

その「昔」は何年前なのか、伺うの怖い。

忘れてしまっただけかもしれないけど、私はそういう自覚や振り返りは無かったので、分析される成長ぶりに驚いています。

夢が叶って、良かったね。この程度の夢なら、いくらでも叶えてあげられるよ。
 
いつか自分で自分の夢を叶えられるようになるまで、もう少し一緒に楽しく過ごそうね。
https://note.com/mimime/n/nd0561cf3735c

お子さんの夢、確かに子どもの頃、そういう時期あった! と、懐かしく共感しながら拝見しました。そして、この祈りに似た眼差しが、とても心に残るのです。

次に帰ってきてくれる日は、晴れでも曇りでも、熱を出して寝込んでても、なんでもいいよ。おかえりって笑って、一緒に美味しいものでも食べようよ。
https://note.com/mimime/n/n16461f2db3e0

家族っていいなと感じました。帰る場所。安心して熱を出せる場所。タダノヒトミさんのご家庭で、大事に育てた文化だと思う。

てか、それどころじゃないんだ。あんたたちゃ平和でいいね。
https://note.com/mimime/n/ndf257c49d9bc

「8月31日の夜に」タグへ書かれた言葉ですね。10代のご自身に何が見えていたかを書かれている。

死ぬほど嫌なら全部投げ捨てたっていいんだ。先生も、友達も、親も、きょうだいも。
 
自分以外の全てのものたちを。
https://note.com/mimime/n/ndf257c49d9bc

私の感じ方かもしれないのですけど、「逃げていい」より「捨てていい」の方が、気持ちが楽になる気がするのです。「捨てていい」ことに気づけなくることが、一番危ないと思う。

あなたのことだけ、守ればいいよ。
 
あなたの世界は、あなたにしか護れないから。
https://note.com/mimime/n/ndf257c49d9bc

突き放すようでいて、10代でしんどい状態にいる方への、間合いというか距離感を適切に取られていると感じました。

他人の命がどうでも良ければ、この言葉は発せられないですよね。命への敏感さだし、愛が大きいって感じました。

私たちが真冬の寒さの中、かき集めた毛布と段ボールで固い床に寝ていたあの日から、もう20年以上経っているというのに、まだヒサイシャに対する措置はそれ止まりなのだ。
https://note.com/mimime/n/n654fabcbdcc1

被災に関しても、他人の命や尊厳のために声をあげられている。言わなきゃ変わらないし、言っていいんだってことに、共感しました。ここも、「命への敏感さ」を感じます。

空はいい。いつでもそこにあって、見上げるだけでこんなに満たされて、ひとを幸せな気持ちにしてくれる。しかもどれだけ眺めたってタダなのだ。
 
こんなに豊かなものが他にあるだろうか。
https://note.com/mimime/n/n5efe6596413f

ビルで切り取られてしまうコンクリートジャングルでも、見上げれば空があるんですよね。梅雨明けの記憶が無い年があるんです。当時の職場から出ると秋の虫が鳴いてて、夏どうしたってショック受けました。

夢中で気づかなかったけど、朝も夜も、空がそこにあってくれたんですよね。空、好きです。海へ行かなくても、大きなものに触れられるから。

拝見した記事

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願いよ届け
真イカのパプリカソースに寄せる小夜曲(セレナーデ)
さんかくおやまのおいなりさん ~フジ子さんの話4~
自分の心にフィルターはいらない
なんでもない一日
5番テーブル、ご家族4名様 ~門脇優人の事情~
魅せられて
古き佳きものたち
安いオンナ
あの頃、戦場を共に走り抜けた友たちへ
御菓子所 ちもと
あの日、ふいに扉が開いた
しあわせの香り
泳ぐのに、安全でも適切でもありません
2日遅れのメッセージソング
祈り
真っ赤な薔薇を一輪、あなたのために ~フジ子さんの話5~
まるごと西瓜のフルーツポンチ
柔らか青豆の温サラダ
はれのちくもり、ときどき発熱
9月1日まであと20分
家庭料理の雄、肉野菜炒め
被災者なんだ!って、言っていいんだよ
つぶやき 2019/09/12 21:19
あなたの優しさが背中を押してくれた

編集後記

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昨日に続けて、タダノヒトミさんのnoteを訪れました。作品という足跡を通して、人間や人生に触れることが出来る気がします。「 #美味しいnoteの歩き方 」を始めてよかった。どうして、そう感じたか書きます。

心配かけたくないし、同情して欲しいのでもありません。

私は持病の管理の関係で、「活動できる鬱」にとどまるようにしています。その影響もあり、体調がかなり良くないと読書が難しくなります。

ジャンルだと、小説が一番厳しいです。今の体調だと、ドストエフスキーや村上春樹が無理。厚くても読みやすい京極夏彦も無理。北村薫の『月の砂漠をさばさばと』は大丈夫、『ひとがた流し』だと斜め読みにしないとしんどい。どれも繰り返し読んだ作品なのに。

でも、「 #美味しいnoteの歩き方 」の形なら、それはマリナ油森さん・タダノヒトミさんの作品のおかげなのだけど、負担なく読めます。

「ものがたり」(小説やエッセイ等)で、自分にしっくりくる作品を読むことができる。これって、私にとってとても幸福なことなのです。

なんだか、私のことばかり話してしまいました。

それでは、また。

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