背をおう
今夜も夜が更けてきましたね
なにかを守る時、なにかを引っ張る時。
そういう時、ソレは常に守るべき何かの前にいます。
そして守られる、引っ張られる側は、常に背にあるのです。
前にいるソレの背を見るか否かは個々の自由。
ですが前にいるソレは確実に、先にいなくなります。
その時、新たに前となるのは後ろにいた方々です。
後ろが前になった時も、そのさらに後ろはあり続けます。
なら、見たいと思わせる背であればいいのです。
前にいるソレが常にそう思っていれば……
なんて、そんなことはありませんけれど。
所詮は人間。
どこかで必ず、そんな意志を持たない方は現れます。
それが悪いことだとは思いません。
自然なことです。
ですが少なくとも私は、私の理想を引き継いでくださる、私の背を見た、のちに前となる方がいてくださればいいなと思いますよね。
一歩先で。
後発が背を追うひとでありなさい。
責任を背に負うひとでありなさい。
明日も良い日になりますように。