船に乗るため釜山へ③釜山広域市内徘徊
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ただの徘徊までわざわざ書く価値があるのかわからないし、めんどくさいのですが、書き始めてしまったので一応最後まで書きます
さて、おじさんに連れられて関釜フェリーを降りたわけだが、目的は船なので釜山での予定はない。古い地球の歩き方をパラパラ見てはいたものの、「どこに行くかは決めてない」と言ったら、おじさんが新海雲台駅までへの行き方を教えてくれた。
まずは釜田(漢字だと見たことある駅でも、路線図にあるBujeonという文字を見てもピンと来ない)で乗り換えということで、地下鉄の切符を買う。地下鉄の1日券を買おうかと考えていたが、画面を見ても見当たらなかったので普通に切符を買う。裏面の中央ラインに磁気の入った切符で、金額などの文字が打刻された切符。地下鉄運賃は距離によって1,400ウォン/1,600ウォンの2段階で日本より若干安め。
あまりよくわからないままついて行ったが、釜田では地上を歩いてKORAILへ乗り換えるようだ。券売機の上にある路線図で行き先を教えてくれたので地下鉄の駅だと思っていたが、あれはKORAILの路線図だったらしい。釜田は屋内外が市場のようになっているらしく、道路上にもいくつか店が出ていた。
歩いていたらいきなり緊急速報メールが来て驚いたが、徘徊者を探していたらしい。この1時間後くらいにも住所が変わってもう1度来た。
200mも歩くと、警察署の奥にKORAILの駅が見えてくる。パトカーは青色の国が多いが韓国もそうらしい。
おじさんが地下鉄で英語の路線図を貰ってくれたがKORAILの駅が載っておらず、地図をじっくり見てくれる。駅に貼ってある路線図の写真撮るから大丈夫よーと言いながら切符を購入して乗車。こちらはコイン式の切符らしい。10kmちょっとで1600ウォン。ちなみに地下鉄もKORAILも、日本のように運賃表とにらめっこする必要はなく、駅名一覧から降りたい駅を探すと運賃が表示される(路線図で駅を探してから券売機で路線とか選ばなきゃいけないので、逆にめんどくさいこともある)。
おじさんは途中で降りたが、私は駅名とにらめっこしながら「신해운대」の文字が見えたところで下車する。柵に区切られて別のプラットフォームがあるが、運賃形態が違うのだろうか。詳しくはわからないが、案内板から察するに特急のホームなのだろう。
新しい駅舎で、Wikipediaによれば2013年に地下鉄海雲台駅の位置から3km移転してきたらしい。人は少なく閑散としている。
駅前も何もない。サムスンだの現代だの書かれたマンションがそこら中にあるが、社宅とかなんだろうか。
地図を見ると、見るからに町の一番外れに駅がある。おじさん、地下鉄乗って海雲台駅で降りた方が良かった気がするよ。
しかしこれが案外面白かったので、バスには乗らずに歩いて海雲台駅の方面に向かうことにした。ひたすら社宅のような同じ色のマンションが林立し、その中に学校がある。一戸建て住宅が1つもない、なかなか面白い住宅地が整然と続いている。
さすがに一戸建てのある地帯もあったのではないかとGoogle Earthで改めて確認しても、一部の商店が並ぶエリアを除いてすべてマンションであった。大規模な団地で学校や商店を含めた大きな町が成立しているようで、なかなか面白い。
学校の並びで駅から続く区画を進むと、次は店がたくさん並んでいる。文字が読めないのとここまでマンションしか無かったのとで、カラフルで主張が激しく感じるが、後から見ると看板の量は日本と変わらない程度だった。
さらに次の区画に進むと、車の出入りを制限した立派な建物がいきなり出てくる。どこかの企業かと思っていたが、後から調べると「釜山広域市海雲台教育支援庁」という行政機関であった。教育委員会のようなものだろうか。
船を降りてから何も飲んでいなかったが、ここでコンビニに遭遇することができた。新海雲台駅前にクレジットカードが使える自販機があったが、学生専用ライフカードを挿しても反応しなかったのだ。ここでもライフカードを出してお茶を買おうとするが、挿してもスワイプしても反応せず結局Revolutで払った。ライフカードに問い合わせたらカードを止めてはいないということで再発行を依頼したが、そのあと他の店では使えた。Revolut以外の日本発行カードは試していないので詳細はよくわからないが、店の端末側の問題ということになる。
しかし韓国はペットボトル飲料が高い。船内のGS25でもそうだったが、どれでも1800ウォン(189円)とは、日本だと自販機でもまず見ない価格だ。ハングルはよくわからないので、砂糖が入っていなさそうなことだけを確認して「17茶」という商品を買った。
新海雲台駅から歩くこと25分、萇山駅まで来ると大通りに出ると、百貨店なども出てくる。ハングルだらけで、読める看板はSTARBUCKS®なので、チェーン店はどこも同じ風景なのにカメラが向いてしまう。
萇山駅から離れるとまた商業施設が減っていくが、風景は画一的ではなくなった。このマンションは白い色と角の丸さで室外機に見える。
再び釜山万博の広告を見たりしながら歩いていると、再び町に出てきた。今度は観光客がいそうな雰囲気な町である。
どこに行っても見るセブンイレブンをここで初めて見る。ミニストップもあるらしいが、今回の徘徊で唯一見た日系コンビニだ。日系とはいえ、セブン‐イレブン・ジャパンが直接、あるいは子会社を通じて運営しているのは日本とアメリカの店舗のみであり、アジアの店舗はエリア・フランチャイズの形で現地企業の手によって運営されている。ATMが店舗外で野ざらしになっているのが海外らしいかもしれない。
今度はニュース以来の漢字に遭遇。Google翻訳によれば「만숀」は「マンション」、「비치만션」は「ビーチマンション」という意味らしいが、「大林」は地名なのか人名なのか。
人がたくさんいる海雲台のビーチに出ると何やら土でできたモニュメント。2030年釜山万博の宣伝がされている。
公衆電話のところにモバイルバッテリー貸出機があり電話同士。だんだんコメントが雑になってきた。
都会。
ラウンドアバウト。
腹が減ってるところにのり巻き(김밥)屋があったのでつい購入。3,500ウォンに対して10,500ウォン出したら6,000ウォンしか返ってこなかったので電卓を見せて7,000ウォン返してもらった。
道路中央の専用レーンを走るBRT。
周辺を少しウロウロして地下鉄。交通IC購入機があったので試したが、「大人」「靑少年」は無くて「定期券」しか買えなかったので、よくわからず再び切符を購入。
新しそうな券売機で買ったら今度はQR式の乗車券で、先ほどの磁気式とは違う改札を通る。首都圏でIC専用改札を避けるようなめんどくささがあるのだが、なぜ統一しないのだろうか。ICを使うのであればどちらでも使えるし、それとは別にIC専用改札もあるので、やはりICを使うのが正解ではある。Busan is good!
無駄に歩いたせいで乗船まであまり時間が無くなり、釜山駅方面に向かいつつ適当に降りてロッテモールへ。
さすがロッテだけあって独自ATMも持っている。
百貨店で買うものも無いので、地下のロッテマートへ。コストコで見る動く歩道に、
コストコで見るベルトコンベア式のレジ。欧米的文化なのか単にここが広いのか。
特に買うものも無いが何かは買いたいので物色して会計。740ウォンの水を買おうかと思ったが、この後船内でも機内でもソフトドリンク飲み放題なので、1,100ウォンのゼリーを買った。セルフレジを使ったが、最近上陸(この言い方は日本式か)したApplePayのマークには後から気がついたので普通に差し込んで払った。
いろんな店の間を歩いていると釜山タワーに向かうエスカレーターがあったので登ってみる。藤沢市の島とは違ってエスカレーターは無料。
人工物がたくさんある不思議な空間。
釜山タワーは有料なので登らなかったが、隙間から景色を見て帰る。
セゾン、セゾンじゃないか。
地下鉄に乗って連絡通路を歩いて再び釜山港へ着いたのが14時前。バラバラの車種が並んだ空間があり、どうやら駐車場も併設しているらしい。
ターミナル内の移動用か市内送迎用か詳しくないが、パンスタークルーズのバスが待機。
行きはすぐ出たのでターミナルを見ていなかったが、これは海の港というより空港レベル。立派な施設が広がる。
それにしても乗り入れる会社も多い。
さて、クイーンビートルのチェックインからは次の記事に回す。15時発で1時間前までの手続きが求められているが、カウンターに着いたのは13時52分でちょうどよかった。
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