ベース改造のために石に穴をあけた話

どうも。からし屋です

今日は趣味の話をします。

僕は以前バンドでベースを弾いていました。

楽器というものはとても繊細です。
こまめにメンテナンスを行わないと調子は悪くなっていきます。

ズボラだった僕はメンテナンスをあまりせず
愛機も接触不良などで使いにくくなっていき行きました。


■ベースの修理■

というわけでベースを直すことに
調子が悪いのは配線やジャックの電装パーツ
お店でやってもらうと高くつきますし、電気系の知識もあったのでネットで調べながら自分でやりました。

ボリュームやトーンなどのポット、配線などはamazonで購入
コンデンサは地元に真空管アンプを手作りしているラジオ屋さんがあったのでそちらで購入しました。

ネットで調べた配線図通りにはんだ付けを行い、テスターでこまめに通電と抵抗値を確認
無事愛機が復活を遂げました!!


■直りはしたけど■

ここからが本題です。

当時、粘土細工や猫耳カチューシャを自作して遊んでいた僕としては、なんか物足りない。
ベースは美しい声で鳴いてくれるようになりましたが、もうひとアクセント加えたいところ。

そこで見た目に手を加えることにしました。

僕のベースはドクロペイントされており、そこはとても気に入っています。
しかし、一つだけ気に入らなかったのがボリュームとトーンのつまみ。

触ると冷たい
光が反射する

というわけで代わりとなるものを探しましたが、なかなかしっくりくるものが見つからず
どうしたものかと困り果てていた時、ふと部屋を見渡すと棚にいいものが置いてあるじゃないですか。

そう
パワーストーン

昔から石は好きで、大人になってからはちまちま買い集めていました。

パワーストーンでつまみをつくればいいじゃん

僕の中で何かがはじけた瞬間でした。


■準備■

というわけで石の選定からです。
これはすぐに決まりました。

天眼石です。

石の模様が目玉に見える石です。
ドクロペイントのベースにぴったりですね。

というわけでちょうどいい大きさの丸玉を二つ購入。

次に加工手段が必要です。

雨だれ石を穿つ方式では時間がかかります。
手早く石に穴をあける工具を調べたところリューターというものが見つかりました。

ハンドサイズの回転工具で先端のビットを変えることにより
ダイヤモンドカッターでの切断や、バフでの研磨
ダイヤモンドバーでの穴あけなどを行えます。

いいですよねドリル
みんな大好きな奴です

今後の工作にも使えそうだったので購入しました。


■制作■

というわけで石に穴をあけます。
とりあえず安く買った石で試し切り
リューターにダイヤモンドカッターのビットを取付けGO

……すごい
ざっくりいけます

リューターの使い方も分かったので本番に移ります。

天眼石に穴あけです。

ダイヤモンドバーのビットに付け替えて
石を水で濡らしながら、ゴリゴリ削っていきます。

最初は調子よく削れていました。
思ったより簡単です。
しかし、そう簡単にはいかないのが世の常

楽勝だと思った矢先、急に進まなくなります。
見てみると、石の白い層に突き当たっていました。

層によって硬度が異なるんですね
失念していました。

穴が広がりすぎないように慎重に白いところも削っていきます。

やり遂げた
何とかいい感じの穴が開きました。


■装着■

最後に装着です。

接着してしまうとあれなので、薄いゴムを滑り止めにかませてはめ込みます。

はいった

回してみる

いい感じ

石も冷たいですが、金属とは違った冷たさで心地よい
見た目もかわいさときもさを兼ね備えています
回し心地も良好です

こうしてベースの改造が完了しました。


■おわりに■

昔やったベースの改造についてのお話でした。

演者にとって楽器は相棒であり恋人であり分身であり体の一部です。

楽器のメンテナンスはこまめに行い、常にいいパフォーマンスを出せるようにしておきましょう。

そうすれば、石に穴をあけるなんてことはしなくて済みます。

しかし、リューターっていいですね

回転工具、ドリルというのはロマンがあります。

穴をあける作業には快感が伴います。

ビットもいろいろあって、細かな加工にもおすすめなので興味があれば使ってみてください。

それでは、また

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