引っ越しと大家さんの話
韓国に来てから1年と少しが経った私ですが、この期間、旅人のように何度も引っ越しをしてきました。
↓ まとめると、こんな感じ。
日本➡コシウォンA(ソウル)➡コシウォンB(ソウル)➡日本に一時帰国➡コシウォンC(釜山)➡留学先の大学の寮(釜山)➡シェアハウス(釜山)
※留学生の強い味方〝コシウォン〟とは、学生がよく住んでいる場所で、かなり小さい部屋の個室と、キッチンなどの共同スペースがある施設です。
語学堂の授業が終了したことから、大学の寮を出ることになり、一週間ほど前からようやく家を探し出した計画性のない私でしたが、留学生活の締めくくりは、ちょっと違うところに住んで韓国人ともっと交流したい!との思いから、シェアルームを中心に探すことに。
シェアルームの情報が載っている、ありとあらゆるNaverブログを読み漁り、その中の一つに、条件も比較的良く、なんとなく文章の雰囲気から優しい大家さんのイメージが浮かび上がった物件があり、問い合わせてみると空室ありとのこと。
早速、日にちを決めて見学に行くと、想像していた通り、いやそれ以上に優しい雰囲気の大家さんが出迎えてくれました。
そんなこんなで先日、このシェアルームに引っ越してきたのですが、もうこの大家さんがものすごく親切なおばちゃんで。
引っ越しの際には、寮の玄関まで車で迎えに来て荷物を運ぶのを手伝ってくださり(坂道を汗だくで行ったり来たりせずに済んで本当に!助かった)、そのあと当然シェアルームに直行するのかと思いきや、「(今まで寮では毎日ご飯が出ていたので)一番困るのはご飯でしょう。スーパー教えてあげる」と、シェアハウスの周辺にあるスーパーを複数回りながら、買い出しに付き合ってくださったのです。
スーパーでは、私よりも遥かに小柄な大家さんが重い買い物カゴを持ちながらおすすめの商品や、買っておくと便利なものを事細かく教えてくださり、もちろん食材は自分で買いましたが、最後にアイスクリームコーナーで「好きなもの選んでいいよ」とアイスを奢ってくださいました。
そしてシェアルームに到着した後は、買った食材を使って、キッチンの使い方と調理方法を私に教えようと、トッポッキと餃子を作ってくださいました。
韓国人の大学生の女の子たちが住んでいるシェアルームで、私は唯一の外国人。快適に留学生の日本人に囲まれて寮に住んでいた私にとって、今までにない環境にわざと自分を置いておきながら、不安な気持ちももちろん大きかったのですが、親切な大家さんに巡り合えて本当に感激する気持ちでいっぱいです。(なんだか韓国のお母さんが出来たような気持ち。)
前に住んでいたコシウォンの大家さんも親切なおじちゃんとおばちゃんだったので、改めて自分は運が良いなと思うのと同時に、留学生活を支えてくださる韓国の方々の深いやさしさに感謝するばかりです。
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