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再判定日
再判定日。朝の膣剤の時間にお腹に声をかけてみる。
「おーい。今日は病院で先生に、いるよー!って言うんだよ。言わないといないのかな?って思われちゃうよ」
採血をして夫とカフェへ。半分、や、7割諦めてる私はもう先のことを考えていて、今回ダメなら卵はあとひとつ。その場合はERA検査(着床の窓のズレがないか調べる) を受けないといけないのかな、着床するのはするからズレはないものなのかな、不育症の検査はやったけどもっと細かいのをやらないといけないのかな、と悶々。
最後の移植を悔いのないものにするには何がベストなの?
そしてそれがまたダメだったら?
私はずっと、養子をもらいたいと言ってきたんだけど夫は反対で。だから、夫に
「本当に養子縁組は可能性はゼロなの?」とクリームソーダをすすりながら聞いた。いつもすぐ、ないと言う夫が、「うーん……」と迷っている。
「何が1番引っかかる理由なの?自分の子じゃないことがそんな重要?」前から夫は、自分の子さえそんな前向きにほしいわけじゃなく、私がほしいなら、と不妊治療をがんばってくれていた。
「そもそもそんな自分の子に関心ないのに、それが誰の子だって変わらないよ。夫ちゃん、子ども自体は好きなんだから、態度変わらないと思うけどな」と言ったら、「関心ないことはないよ!(笑)まあね、それはそうなんだけど」と。
そんな話をして、病院へ戻ると平日なので患者は私だけ。すぐ呼ばれたので夫と診察室に入る。
いつもクールな先生が紙を出して、「数値上がってますね」と笑顔で言った。思わず「えっ!ほんとですか!?」と声を上げてしまった。
hcgは162。
「あ、でも200ないと安心できないんですよね」と言ったら、「あー、や、でもこの数値ならまずまずですよ。もし最初の22を調べてなくて初めて見たのがこれなら、いい感じですねって言うと思います」と。
えーーー!!そうなんだ、すっかり諦めてたからびっくり。
私「完全に諦めてたので。良かったー!」
先生「前回の判定日が22で、次の日が倍として40、その次が倍で80、で今日がこれなら着実に倍々で増えてますね」
がんばってたんだな、私の体ー!ごめんよ、信用してなくて。元気玉もごめんよー!
先生「とりあえずまた1週間様子を見て、次回5wなので胎嚢が見えるかですね」
私「もし見えなかったら危ない感じですか?」
先生「見えなかったら採血をして、数値を見ます。この所感だとまずないとは思いますが、子宮外妊娠の可能性もないとは言い切れないので」
私「あーー(そうだった、それもあるんだ)」
先生「ただまあ、最初数値が低くてダメかな?となったけど順調に増えて大丈夫だったひとのパターンにすごく当てはまってるので感触は悪くないですよ」
私「そうですか!良かった。すごく気になって自分で検査薬試したんですけど、昨日も一昨日も薄かったので。ダメなんだと思って」
先生「ああ、尿中のhcgだとまだ薄いかもしれませんね。やっぱり血中のhcgとは違うので」
**そ、そ、そ、そうか〜!知らなかった。(帰ってネットで調べたこちら)↓ **
ということで次回は5w2dに胎嚢確認。全然まだまだ手放しでは喜べないけど、まずは良かったーー!ほんとにほんとに諦めてたから。
診察室を出て思わずニヤける私を見て、夫に呆れながら「笑ってるわ。さっきまで養子をどうするとか言ってたのに(笑)」と言われた。へへへ、すみません。
まあもうなるようになる。妊娠はほんとに奇跡の連続で予想も何もできないし、身を任せるしかないんだよな〜、と再確認。
でも、この1週間は諦めず元気玉を信じて、自分の体を信じてがんばろう。元気玉、ちゃんと先生にいるよー!って言ったんだもんね。ありがとね。