最後の採卵となるか

昨日採卵でした。

その前の診察が、日曜だからか先生が少なくて初めて若い男の先生だったんだけど

「コロナの影響で静脈麻酔ができないんで、局所麻酔になります」と。

えええええーー！！私は前の病院で一度局所麻酔で採卵したとき、すごく痛くて。辛かったので以降静脈麻酔にしてもらってきた。前回、この病院で採卵したときめちゃくちゃ麻酔が上手でスッキリ目覚めて何もなかったかのようだったので、安心しきってた……。
その旨伝えてみると、うーーん……と、妙に長い間が。

「上の指示なんでどうしてもね」
「局所麻酔は濃度が高くなると危険なので、足せないんですよね」

えー、じゃあ痛くても我慢するしかないってこと！？？足すことはできるはずだけどなあ。なんだか頼りないかもしれない、この先生。言い方とか、もっと患者が安心できる感じがあると思うの。

「着床前診断はされますか？」
「あ、なんかギリギリまで迷っていいよって言われたんですけど当日とかでも大丈夫ですか？」
「一応、今日決めてくれると……上の指示なんで」

上の指示なんでって何回も。ぬー。院長や副院長はたぶん融通が効くしそんな言い方しないはず。仕方ないので、胚盤胞が1個しか育たなかったら検査なしで、2個以上育ったら最大3個まで検査に出してください、とお願い。最後はやっぱり移植して終わりたいんだよね。ダメだとしても悔いを残したくなくて。一つも検査に出せないとか、2個以上出して全部ダメだった場合はまた考える。でもたぶん、もう終わりかな。

肩に筋肉注射して、家に帰って自己注射して、点鼻スプレーを二回忘れず。次の日はボルタレンを二回忘れず。

当日朝、8時半に電車。わー、やっぱり平日のラッシュ時は人が多い……女性専用車両すら、全席座って、あとはちょっと間開けて立つ感じ。隣の車両見たら、更に密度が高い。大変だな。お疲れさまです。東京はこの密度を考えたらまだまだ外出制限は解除できないかも。

ついてスムーズに進んでリカバリー室へ。あ、狭い！マッサージチェアがあるだけ。そうか、前回は静脈麻酔だったからホテルみたいな部屋でパウンドケーキや紅茶を出してくれたのか、と気づいた。コロナの影響って麻酔医を呼べないとかかな？と思ってたけど、部屋の消毒とかも倍になるもんね。

トイレで痛み止めの座薬を入れて、いざ採卵。看護師さんに事情を話したらすごく優しい。そんなに痛い痛い！って暴れるほど痛がる人は今までいないので安心して下さい、とか、どうしても我慢できなかったら今日は優しい女医さんなので言ってみて下さい、足せることもあるので、とか。ほろり。こういうことなの！日曜の若い男の先生に求めてたのは。前に当たったことある優しい女医さんだった、良かった。

看護師さん二人と女医さんでマスクしたまま採卵開始！静脈麻酔はマスク外さないといけないし、それもあるんだろうな。
やっぱり痛い！針が刺さるたび、ギューン！！って重たい生理痛みたいななんとも言えない痛さ。たまに、う！とか声が漏れると看護師さんが肩で手をトントンしながら、息を深く吸って〜とか言ってくれて安心した。で、右がやっぱり痛いんだよなあ。左はそんなでもない。左にチョコあるから左が悪いとばかり思ってたけど右になんかあるのかな？左は、結局卵大きいの3個くらいとれたしすごくがんばってくれた。
でも前の病院に比べたらマシだった。前は卵が出づらいのかお腹をギュウギュウ押されたからな……。

終わってリカバリー室で10分くらい休んでポカリ500全部飲んで、トイレに行ったけどおしっこが出ない。仕方なくナースコールしたら、出るまでウォーターサーバーの水を飲んでがんばってほしいと言われ、水を3杯くらい飲んだけど出ない！焦る、夫が来てしまう。トイレで格闘すること10分、すこーーしだけ出た！
着替えて診察待ちの間に夫到着。コロナ以降、付き添い禁止なのでエントランスで待っててもらう。

診察。女医さんから卵は6個採れました、と言われる。10個くらい見えてたのに6個……アンタゴニストでがんばったのに。全部がとれるわけじゃないのでね、小さいのとかも数えてたから、と。でもとれた6個は全部、変性卵じゃなかったです、と。優しいな。

いつも大体10個くらいとれて、3個くらい変性卵で、6〜7個残るからまあいつもと変わらないんだよね。でも前回は着床前診断に出せたのが1個だったから……今回も微妙かな。夫の精子の運動率が3%と恐らく過去最低だったし。なんでかなー、毎日長命草飲んだりいろいろしてたのに。やっぱりお互い年齢だろうか。
でも1億の3%って、300万だから。その中で更に元気なのを直に顕微受精させるんだから大丈夫！それに、採れた卵は今までになく卵胞がおっきかった！元気な気がする。

今日、無事に受精確認のメールがきた。結果は来週。悔いが残らない結果になりますように。もはやハードルが低い。妊娠・出産より、移植できますようにに変わってる。

#妊活 #40歳の妊活 #41歳の妊活 #不妊 #不妊治療 #体外受精 #エッセイ #コラム #日記 #妊娠