![レッドスパロー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/6953167/rectangle_large_type_2_69f557c09b584f7d46f821a75aaeb6e8.jpg?width=1200)
レッド・スパロー
フライヤーの分解、「レッド・スパロー」(http://www.foxmovies-jp.com/redsparrow/)です。実は私、この作品を見にいけませんでした。これは、公開前ぐらいに書いてます。
赤と黒のコントラストが印象的です。
今回は色の使われ方が特徴かなと思うので、色について分解していきます。
1 赤色
このフライヤー、2/3が黒、残り1/3が赤色です。女性が赤で強調されています。
女性が主人公なのだろうと言うのは、中央やや下のコピーから分かります。
ポイントはこのコピーの色。見ていただければわかるように、赤色の文字で書かれています。
「私」=「武器」=赤色=背景の女性と考えることができます。
当然、個人を認識できるように彼女にスポットが当たってますから、色が違っても同じように理解はできるのですが、赤で統一されていると言うのも、一つポイントかなと思います。
2 黒
先に述べたように占有面積が一番広い色です。
しかし、その役割は手前の人物を没個性化することに特化しています。
色味を持たないことで、何者かわからない。もしくは何者であっても成立する。例えるなら、名探偵コナンの犯人と同じような役割と思ってもらえればいいかと。
3 白
タイトルと画面上部の役者さんの名前+αに使われているだけで、殆どありません。コピーも白色の方が目立つのに赤色です。これもあって、前述した「赤」の役割と考えた訳ですが。
白と黒は明度の対局にあり、ここ一番引き立てたい文字を使うにはもってこいです。
全体的に明度の低い色味で纏められているため、白はなによりも浮き出て見えます。従って、タイトルの瞬間的可読性を高めてるのかなと考えます。