宝のある洞窟には妖怪がつきものである
宝のある洞窟には妖怪がつきものである
滝のような人だかりとともに、スーパーという名の洞窟になだれ込む
十勝、WDC、サバ缶といたお宝を得るためだ
まずは、サバ缶からだ
まっしぐらに歩を進める、しかし宝のある洞窟には妖怪がつきものである
オバンバ、ババンバ、ババッバーと三匹の妖怪が連なり道を塞いでいる
犬に例えるとさしづめブルドック、豆柴、チワワと言ったところだろうか
ちなみにポメラニアン、シーズー、ダックスフンドと言った妖魔類は「スーパー」ではなく「デパ地下」というエリアに出現する
それにしても、この三匹の妖怪はげふげふと高々に笑いながら談笑をしており、とても勝ち目はない
私は体を妖怪とは真逆の方向に転換させ回り道にてサバ缶を獲りにいく
サバ缶は味噌味にしておいた、いつもは水煮だが味噌が恋しい季節である
次は十勝だ、急ぎ足で棚へと向かうが、今度はオバーバーが出現する
犬でいうマルチーズのような妖怪で、体こそ小柄だが「ショッピングカート」という魔具を使い行く手を阻んでくる策士である
しかし幸いなことに棚との隙間はそれなりにあるので、うまくくぐり抜け十勝をゲットだ
さあ、この冒険もいよいよ大詰めだ、WDCへと向かう
しかしここでも棚の目の前に何かがいる、よく見るとテンインオバサンである
テンインオバサンは宝を補充してくれる妖霊である、犬で言う、うーんそうだなパピヨンかなあ
「ねえねえ、カロリー気にしているの?」
パピヨンが話しかけてきた
「あーまあ、そういう事でもないんですけどね」
WDCの縦入りがどれほどの希少価値があるかなんてパピヨンには分からんだろう
「えー、お兄さんスリムだからいいじゃん」
パピオンが宝を補充しながら言う
「あはは、そうだと良いんですけどねー」
同じ洞窟で何度も冒険しているとパピヨンとも顔見知りになる
パピオンは無害ではあるが、たまに話しかけてくる
ちなみに麦茶もゲットしておいた、こうして本日の冒険は無事に終了した
おまけ
【辛島信芳の著書】
IT技術などに興味のある方は、是非ご覧になってください