(雑談)ポケモン金銀の思い出
私が小学1年生のとき「ポケットモンスター」が登場しました。ポケモン第一世代というやつで、赤版、緑版が同時に発売され、瞬く間に当時の小学生の間で大ブームを巻き起こしましたね。私は発売から1年ぐらい経ってから、緑版を買ってもらって、そこから毎日のように遊んでました。発売から1年経っても2年経っても、みんなずーっと遊んでたのは本当に凄かったと思います。「ポケモンスタジアム64」を持っている友達は人気者になっていましたね。
そんなポケモンですが、発売からしばらく経ってから「続編」の噂が流れるようになりました。当時はインターネットもそこまで普及しておらず、情報を得ようとするとコロコロコミックを買うしかなかったのですが、そのコロコロコミック上で時々開発画像や新しいポケモンの画像が小出しにされていて、「どうやらヤドランがヤドキングに進化するらしい」とか「ライチュウがデンリュウに進化して100万ボルトが撃てるようになるらしい」とか、真贋入り混じった様々な噂が飛び交っていましたね。
ところが肝心の続編はいつまで経っても発売されませんでした。といっても今wikipediaで確認しましたら、初代の発売が1996年、金銀の発売が1999年とのことですから、そんなに間が開いたわけでもないみたいなのですが、小学生にとっての3年間は永遠にも等しいですからね。ずーっと待っていたような気がします。
そんなわけで1999年の暮れ、ポケモン金銀が発売されました。ちょうど「ノストラダムスの大予言」の年であり「2000年問題」がニュースで騒がれ、なんだか特別な年末のような気がして、ソワソワしていたのを覚えています。
ポケモン金銀も瞬く間に小学生の間に広まりました。誰もがポケットに通信ケーブルを入れて持ち歩いていました。しかしポケモン金銀は、私の感覚では初代よりも「長続きしなかった」ような気がします。初代ポケモンは金銀が発売されるまでずーっとブームみたいな感じでしたが、金銀は発売されてから1年ぐらい経つと、世間的にどうだったかはわからないですが、私の周りでは徐々に遊んでいる子が減っていきました。
おそらく、小学校高学年になって部活動や課外活動が増えたことや、お小遣いが増えて遊びの選択肢が増えてきたことが影響していると思います。ちょうどポケモン金銀が発売された頃って遊戯王がめちゃくちゃ流行り始めた頃で、だんだん遊びの中心がカードゲームへと移行しつつあったのでした。また対戦ゲームとしてスマブラが登場すると、いよいよポケモン金銀で対戦をする機会が減りました。ポケモンって結局対戦している本人達しか画面が見えないので、みんなで遊ぶのには不向きになりつつあったのです。
そんなわけで、世間的にどうだったかはわからないのですが、私の中でポケモン金銀は「期待の割に、薄かった」という印象が残っています。全くヒットしなかったわけではなく、瞬間風速は凄かったと思うのですが、初代ポケモンが2年も3年も遊ばれ続けたのに比べると、やや短かったかな?と思います(初代ポケモンが凄かった、というのもあると思いますが)
同時期インターネットが普及し始めて、ワザップみたいな情報サイトが出てきたこともよくなかったかもしれませんね。初代ポケモンの頃はあることないこと様々な噂があって、それが話題に上がったり、実際にみんなで検証したりしてコミュニケーションツールのような役割を担っていたのですが、インターネットによって答えが提供されてしまったので、そういう楽しみが失われてしまったのかもしれませんね。
とはいえ、はじめてカントー地方に移動できたときは感動しましたし、時計機能なんかも凄かったですし、特定の時間帯しか出ないポケモンを捕まえたいがために早起きしてこっそり布団の中でポケモンを起動したり(当時、学校へ行く前のゲームは我が家では禁じられていました)したのもよく覚えています。また「オクタン」というポケモンがいるのですが、当時私しかもってなかったので、学校でちょっと人気者になったのも面白かったです。「オクタンというポケモンがいて、オクタン砲という技があって、これが結構強いんよ」って言っても、なかなか信じてもらえなかったんですよね。それもまた面白かった思い出です。
盛りだくさんで本当に楽しかったゲームでしたが、初代が強すぎたのと、追加要素という意味ではゲームボーイアドバンスになってからのルビー・サファイア等が強くて、結果なんとなく影の薄い存在になってしまった?ような気がするポケモン金銀の、思い出話でした。見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。