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(雑談)YouTubeで英語字幕を、辞めた理由

昨日に引き続き中の人トークということで、youtubeチャンネル運営についてのお話です。私のチャンネルは、開設は2010年頃と実はめちゃくちゃ歴史があるのですが、本格的に動画をアップしたりしてチャンネル運営をはじめたのが2019年頃から。最初はCities:Skylinesという都市開発ゲームの動画からスタートし、そのうち鉄道実写系の動画、鉄道模型の動画をアップするようになりました。

で、当時は鉄道模型動画をコンテンツの柱にしたいと考えており、かつ海外をターゲットにすることを考えていたため、初期の動画においてはナレーションを全編英語にしていたことがあります。

しかし最近の動画では、鉄道模型もゲームも全編日本語ナレーションにしており、大部分の動画では英語字幕すらつけていません。このとき中の人としてどう考えたか、というお話です。

そもそも当初海外を見据えて英語字幕にしていたのは
・当時日本のyoutubeで、鉄道模型youtuberと活躍している人が少なかったが、海外には比較的鉄道模型youtuberが活躍している環境があったこと
・日本において鉄道模型はマイナー趣味だが、海外ではかなりいっぱんてきな趣味であって、海外をターゲットにしたほうが潜在的な視聴者数が多いと思ったこと
が理由でした。つまり人が多いところに入っていけば、自然と視聴者数は増えるだろうと考えていたのですね。

今考えればこれは当然誤りでした。逆の立場で考えてみるとわかりますが、仮に海外のyoutuberの方が自分と同じ趣味をやっていたとして、日本語でナレーションを入れていたとして、その動画を「日本語だから」という理由で観ますか?ということですね。たぶん見ないでしょう。逆に、海外のyoutuberの方がすんごい面白い動画を投稿していて、それが日本語字幕で無かったとしても、その動画内容に興味があれば、なんとかして動画を見ようとするのではないでしょうか。

つまり何かというと、言語を気にする前にまず「動画の内容」が、誰もが見たいと思えるものになっているのかどうかを気にするべきで、動画の内容が伴っていないのに言語を気にするのは根本が誤っている、ということです。

ただ2019年当時の私は、何より動画を制作するということの経験値も実績も乏しい状態でしたから、まずは海外云々よりも日本語で、国内向けに動画をちゃんと作ろうと。そして海外からの視聴が増えてきた、つまり言語の壁があっても私の動画を見てくださる方が増えてきたときに、あらためて英語の動画も制作していこう、そういうふうに考えて英語ナレーションを辞めたのでした。

なお上記英語ナレーションの動画は、投稿してしばらく経ちますが、引き続きそれなりに再生していただけています。海外からの再生比率が高いので、英語ナレーションの動画は実際のところ海外の方から見ていただきやすいのはまた事実。ただ引き続きそれなりに再生されているのは、おそらくですがチャンネル登録してくださる方が増えてきた中で、youtubeが海外の方にも少しずつおすすめしてくださっていることが要因なのかなと思います。つまり結果として、日本語でちゃんと動画を投稿して、多少は認知していただけるようになったことが要因。

結局のところ再生数というものは、youtubeがおすすめするかどうかによって左右される部分が大きくて、そのとき英語だったら海外の方に、日本語だったら日本の方に紹介される、その紹介先が異なってくるだけで、そもそもyoutubeが紹介してくださるかどうかは、その動画自体が面白いかどうかにかかっている。だから根本の部分の、動画自体の面白さという部分を磨いていかないと、結局のところどうにもならない。そういう感じかなと私は思っています。

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「からんだ」の中の人
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!