2018ベネルクス鉄道の旅(番外編)AM66型電車をNゲージでつくる。
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★旅行記本編の目次はこちら★
https://note.mu/karanda_videos/n/n01e4cf58ffab
私は鉄道模型、1/160スケールのNゲージというものも
趣味として、楽しんでおります。
今回の旅の中で、もっとも印象深かった、AM66型電車。
初日にアーヘンから国境を越える区間で乗車した、片面の電車ですが…
これを、旅の思い出とともに、模型にしてみたいと思ったのです。
フル・スクラッチで、製作します。
(既製品の改造などではなく、プラ板とデザインナイフだけで創り上げることをいいます)
↑今回製作する、AM66型電車はこれ。
この前後で何があったかは、旅行記の(2)を、参照(↓)
https://note.mu/karanda_videos/n/n81d869d0a20c
↑フル・スクラッチの場合、図面もイチから自分で作らないといけません。
Jw-Cadというフリーソフトで、図面を引きます。
直感的に操作がしやすくて、機能も豊富な、素晴らしいソフトです。
設計図を印刷して、スプレーのりでプラ板(0,3ミリ厚)に貼り付けます。
この線に沿って、デザインナイフを入れることで
設計図通りにプラ板が切り抜けるのです。
↑デザインナイフで抜いていく。ここはかなり慎重に作業しなければならないと、ほっそい窓の桟がプチっと逝ってしまいます。。
↑側板は、2枚貼り重ねて立体感を出すように表現します。
↑このように、外板と内板を切り出して、
↑2枚貼り重ねます。ドアが一段奥まった表現になりました。
窓の桟も、外板はL字、内板は一文字で、貼り合わせてスライド窓を表現しています。
↑もう1両の側面もおなじように製作。
↑2両分・4枚の側板をつくりました。
側板は3枚重ねにするので、まだ完成ではありません。
ここまで作業開始から数週間。毎晩チマチマやってきました。
前面の製作に入ります。
↑前面も3枚貼り重ねて、立体的に表現。
さらにその上に、幌をとめる枠で4枚貼り重ねにします。
↑貼り重ねた状態で、瓶に巻き付けて二晩放置します。
こうすると、瓶の曲げ癖をつけることができるんです。
↑こんな感じ。右が曲げたあと、左が曲げる前。
↑前面にはライトがつきます。ライトは、グリーンマックス社が出している「腕木式信号機」という、鉄道信号機のキットがちょうどよさそうなので
これを拝借。
http://www.gm-store.co.jp/blog/gmstore-staff/archives/28491
↑側面、前面すべてのパーツが、そろった…ように見えますが、側板の3枚目がまだ。
↑背面もつくりました。
↑3枚貼り重ねた側板と、前面、背面を接着して、箱型に組み上げます。
↑屋根を接着。屋根もプラ板から切り出して製作しました。
↑内側から瞬間接着剤で補強をしました。
↑まるっこい屋根は、プラ板を3枚貼り重ねてやります。
結果的には、3枚では足りず…もう3枚貼り重ねるべきでした。
こういう失敗ができるのも、スクラッチの醍醐味です、は言い過ぎでしょうか。
↑段差をパテで埋めます。
パテはにおいが非常にきっつ~~~~~~~~~いので…
なるべくなら、使いたくない
↑たまーに削りすぎるので、瞬間接着剤で補填してやります。
↑基本的な形ができたので、サーフェイサーを吹きます。
サーフェイサーは細かい隙間を埋めてくれる、パテの粒子のようなスプレーです。
↑サーフェイサーを噴くと、細かい傷やら削り忘れやらが浮き出てくるので、修正していきます。
↑基本的な形ができたので、雨樋やクーラーをプラ板で表現していきます。
↑塗装をしていきます。まず白を噴射。
↑次に黄色
↑赤を噴いて、複雑なマスキングをして…
↑青色を噴くと、こうなります。だんだん雰囲気でてきました。
↑屋根と車体裾にグレーを噴くいて、塗装完成。ライトも銀と黒で塗ってやりました。ガンダムマーカーというペンを使用しています。
↑車体ができたので、モーターを組み込みます。
鉄道模型、Nゲージというやつは、線路の上を走ります。
なので、ただリアルにつくればいい、というわけにはいきません。
走るに耐えられるだけの、強度、構造、ときにはデフォルメも必要になってきます。
↑たとえば、ドアの下のステップは、動力車がカーブを曲がるときに干渉することが判明したので、ギリギリまで削って修正。
こんな微修正を繰り返して、よく走る状態までもっていきます。
↑謎の機器箱?や、連結器
この辺は、グリーンマックスの車両キットの、あまりパーツを持ってきています。
↑向かって右側の、電源ケーブルをプラ線で表現。
パンタグラフ(集電装置)も、他のNゲージから持ってきて接着。
電車らしくなってきました。
↑貫通扉の渡り板を、カレンダーの切れ端からつくって、接着。
これにて完成とします。
製作期間は、10月末から12月頭の、1か月半ぐらいでしょうか。
↑ケースもつくって、完成。
↑自宅のジオラマにのっけて撮影。モーター入っているので、当然に、走りますよ。
↑旅の思い出。夜のアーヘンの風景が、こうして再現されました。
改善点もありますが、まずはこうして、形にできたことが嬉しい。
旅は、計画して楽しみ
旅先で楽しみ
振り返って楽しみ
模型で楽しむ。
明日は再び旅行記に戻ります。
私なりの、旅の楽しみ方でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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