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(雑談)「情報」の摂りすぎには注意したほうがいいと思う

前にも書いた内容なのですが、私の中ではなかなか気に入っている「説」なので、擦ってみます。情報というのは摂取しすぎると、体に良くないかもしれないな、っていう話です。

人間が得られる情報の量ってインターネットの登場、スマートフォンの普及によってめちゃくちゃ増加していますよね。もちろんそれ以前から、新聞やラジオ、テレビで情報がもたらされていましたが、インターネットやスマートフォンは受け手が発信者にもなれるという特徴から、参加者が増えれば増えるほどそこでやり取りされる情報の量も膨れ上がっていくのです。インターネット初期の個人ホームページ時代は、情報量といっても雑誌程度だったと思いますが、スマートフォン、SNSが普及した今は秒単位で情報がどんどん更新されています。

それはすごくいいことでもありますが、正直受け手である我々人間は、そこまで膨大な情報量に耐えうるつくりにはなっていないのではないか、とも思うのです。

ところで人間は「糖尿」や「肥満」になります。これらの病気が起こるのは「砂糖や脂肪に対して人間側にリミッターが備わっていないから」なのだと、昔何かの本で読みました(『サピエンス全史』だったかな?)。人間の歴史の大部分を占める古代の世界では、砂糖や脂質は地域にもよりますが、わりと入手困難だったので、手に入ったタイミングで蓄えるように、人間の本能としてインプットされているのだそう。当然貴重品ですから、そこに「摂りすぎ」の可能性は考慮されていませんでした。

ところが20世紀後半から、流通の進歩や化学調味料の普及で、砂糖も脂肪も大量に作り出せるようになりました。もちろんそんな技術進歩はここ1世代の出来事ですから、人間側の本能側にまだ改修がされていない。リミッターが備わっておらず、とにかく蓄えようとしてしまうのです。なので糖尿や肥満といった病気が起こるのだといいます。

私は「情報」もこれらと一緒だと思うのです。古来人間は狩猟で暮らしていましたから、情報は生きていくうえでは必須です。あの山の麓に巨大なマンモスの群れが居た、とか、あの種類の植物は食べてはならない、といった情報を集団で共有することで、個々の身体能力がそこまで高くない人間がここまで繁栄してきたのですが、ゆえに情報に対しても人間の本能として蓄えることが重視される仕組みになっていて、かつリミッターも無いのではないかと思うのです。

ですから、許容量を超えた情報を摂取し続けたとき、糖尿や肥満のような何らかの不具合が体に生じる可能性があると思うんですね。たとえば精神の病気なんかは、情報の過剰摂取が原因で起こっていたりしていそうです。こと、インターネットやスマートフォンの普及に伴ってここ10年20年で情報の取扱量が爆増している中では、油断しているとあっという間に情報の過剰摂取状態に陥る可能性があると思います。そんなわけで、情報は「適度」がいいのかなと私は思っています。

そんなわけで私は、ネットニュースは基本的に見ません。お客さんとの雑談に使うので岐阜新聞を購読しており、アプリも日経新聞と、Newspicksに限定して使っています。Newspicksに関しては特集記事だけ読んでニュース欄は見ないようにしています。それ以外、たとえばヤフーニュースとかは見ない。それ以上の情報を得てしまうと、際限ないなと思っているからです。SNSについても前から書いているように、Twitterを2020年頃に発信限定で使うようにして以降、ほとんど使わないようにしています(そのTwitterの発信ももう飽きたので、ここ1年2年は実際本当にたまにしか使ってません)

せっかくあるのに使わないのは勿体ないですが、それは「目の前に大量の砂糖と大量の肉が並べられて、食べないのは勿体ない」ってのと一緒です。健康に気を遣う人なら、食事の量はある程度コントロールしていることでしょう。情報も一緒だと考えています。なんでもかんでも摂りすぎるのはよくない、情弱と呼ばれるぐらいがちょうどいい、と思っています。

それはそうとサピエンス全史好きすぎるだろ、って話ね。見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。


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「からんだ」の中の人
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!