本質って何だろう ~合気道を通して考える~
最近コロナによる不安感が社会に溢れている中で、将来の為に何を変化させ、何を守っていくべきなのか、、、といった話をよく耳にすることがあります。
本質や原理原則が大事だ、とは言ったものの、じゃあそれって何だろう??
私は大学から合気道をはじめ、かれこれ10年になりますが、師範の教えを最近よく思い出します。
“合気道の目的は、己の命の力を高め、その活用法を習得すること”
かなり乱暴に言うと、「今自分の根源的な力が100なら150まで高めよう。そしてどんな場面でもMAXの力が出し切れるようになろう」みたいな感じです。(私個人の解釈を含みます)
それを、主に身体感覚(稽古)を通じて鍛錬していきます。
前々から「原理原則を追い求める本質的な目的だなぁ」と感じていたのですが、最近気づいたことがもう一つ。
”これは誰にとっての原理原則なのか?”
そう、自分なんですね。
合気道の場合、答えはその辺に転がっているわけじゃない。
一人として全く同じ身体を持っている人なんていないし、感覚も違う。
自身の肉体と精神を鍛錬し続けることで、自分で自分なりの原理原則を体得するしかないわけです。
これって合気道じゃなくて、何にでも当てはまるはずだと思っています。
ネットで検索すれば、大概のことは何でも調べられる。
でも本質的には、それは”誰か”の答えであって、”自分”の答えじゃない。
今、確かにコロナによって世界は大きく揺れている。先輩や著名人が「〇〇すれば大丈夫!」みたいな甘言をささやいてくる。
でも、"あなたの”答えは外には転がっていない。
そんな気がします。
色んな話を聞くのは気づきのきっかけになるので大好きだけど、依存しないように注意しなきゃなぁ。最終的に答えを掴むのは自分自身(`・ω・´)
ちょっとした些細な事でもいいから、自分で感じ・考え・行動する習慣を合気道だけじゃなく仕事やプライベートでも意識していきたいなと思いました。(合気道の稽古継続せねば、、、)
~自分の行く道は自分で決めた方が楽しいに決まっている~
2015年 マツダ株式会社 CMより
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