保卒
20201130
昨日、新店舗の家具を物色しに、うろうろしていた。それで道中、ランドセルの案内をみる。
そうか小学校か、とういの卒園を思い浮かべる。
たまにういにきく。
「ういは小学校どうしたい?」
ニコニコ答える。
「いかない!家にいるの!飽きたらどっか行くの!」
ううむ、とも思うし、おめでとう!、とも思う。
小学校というか、義務教育というか、学校というかに、特別ポジティブな想いがないから、行きたくないならそれでいいと思ったりする。
なにより家がいい!って思えるなんて、娘にとっても、妻と僕にとっても幸せなことやなあとしみじみする。
一方で、そうか中卒ならぬ保卒か...、あまりに未知すぎることに、はてさてともなる。
彼女なら、学校へ行こうが行かまいが人生を謳歌するだろうという、謎の確信がある。
壁にぶつかっても乗り越えることを楽しめるだろうし、その都度のベストをつくすことでしょう。
親だから何かを与えなきゃってモノゴトは中々に思い当たらない。
しいて、僕が親として意識することがあるとすれば、彼女の心地よさを大切にしたままに、彼女自身にとっての健康と経済とをどうつくっていけるか、だと思う。
みずからの健康と経済を見極めつくりあげる、自律性と柔軟さ。
そのための環境として、学校が適していると彼女が判断すれば、学校へ行くことを応援するのかなとも思うし、彼女がそうじゃないと判断すれば、違う。
まあ、健康と経済とを!、と偉そうに言っても、自分自身まだまだ確立できている身でもない。
娘がそういうことを意識してくれる時がきても、きっとまだまだ試行錯誤の日々をすごしていることでしょう。
そうなった時に、娘と妻と、心地よいもがきの只中に一緒に飛び込めるように、日々を満喫しながら精進したいなあと、妻の移転前の最後の掃除をしながら思うわけです。