複雑で繊細な均衡が絡まる
20210102
おとうとが、離婚して子どもを1人で育ててる女性とお付き合いしてる。
それで近況をきいてみると、
「結婚する気はない。彼女と一緒にはいたいけど、子どもはイヤだ」
と話していた。
そうかと相手の女性のことを想うと別の行き先がある気もしつつ、いやあわかるわあともなる。
子を持つ親の身でありながら、いや、だからこそ、なる。
正直僕は、いつ投げ出してしまうんだろうかと、自分で自分を不安に想いながら、娘と向き合ってる。
娘が娘であることをできうる限りで尊重しながら暮らしているけど、パートナーが妻・あすかじゃなければ、匙を投げていた気がしてならない。
もう無理ってなって別れて、そうなったらヤケで、子どもの養育費もめんどくさいとなりかねない。
そんな心持ちの揺れが常にそばにあるのは感じてる。それくらい子育てはめんどくさい。
どうにかこうにか、妻・娘との関係を大切にしたいとかって想いで、踏ん張ってることが度々ある。
血のつながった我が子との関係でそう思ったりするのだから、相手の連れてる子に対してならなおさら、子どもなんて、子育てなんてイヤだってなってもなんら不思議じゃないって思ってしまう。
ただ、もし相手の女性の今を好いてるなら、別の可能性も視野に持っておいてもいいかも、とも思う。
あなたが好きな彼女は、彼女の子どもとも一緒にいることで成り立ってる姿なのかもしれない、と。
今の自分があるのは好きな彼女のおかげで、その好きな彼女があるのは彼女の子どものおかげだったりするようなバトン。
何が正しいとか何が間違ってるとかとは別の、世界は複雑で繊細な均衡がからまりあって、できてるかもしれないと思ったりした次第です。