あいこのよろこび
20200907
娘のういと、このところよくジャンケンをする。
「やったーあいこだ!」とよろこぶ。
手の形がおなじだったことに歓声をあげる。
手を自分が出して、僕も出してってことを、それは楽しそうに受け容れているようにみえる。
グーも、チョキも、パーも、相対するものにむける武器ではある。
でもういには、その武器をくらべて勝つとか負けるとかへの興味が全然ない。
この世は荒波らしきに満ちてる。
武器をもちその刃を研いでいた方が生きやすそうな気はする。
でも、その武器は、勝ち負け、比べること以外にも使える。
それぞれの武器でそれぞれの武器を際立たせるセッション。
相手がいて、自分がいて、その間に予測不能な奇跡が生じる。
その奇跡への歓びをベースに、武器を手に取り、鍛え上げることはできるんだと、勇気をもらう。