びびでぃばびでぃぶ
切ないアニメを見た。
救いようのない愛が溢れている。
どこまでいっても答えは無い。
そして時間だけが過ぎていく。
あの時好きと言えなかった僕の未熟さが、ずっとずっとのしかかり僕はその思いを越えようとしていた。
青春の甘酸っぱい思い出であればいいのに。でも実際には今も引きずっている。
あの時の寂しさはきっとずっとずっと死ぬまで忘れることはないだろう。
寒さで震えるように、雪の中をずっとずっと歩いているように。
終わりのない道を1人で歩き続ける。今も。
見終わって、これは自分のことじゃないかとふと考えた。
ありふれた日常と想定外の日々と見えない未来と。
不安で仕方がないこのどうしようもない闇。
どんな素敵な音楽も、どんな楽しいテレビも僕の頭の中を通り過ぎる。
さようならとありがとうとごちそうさま。
夜、空を見上げると雨が降っていた。
#夜 #闇 #ショートショート #ショートストーリー #小説
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