一万年の午後
創元日本のSFアンソロジーの本である。若手SF作家たちの短編小説を掲載している。その中、小説ではないが、「SFと絵」というエッセイを加藤直之氏が書いていたのが妙に気になった。彼は銀河英雄伝説や宇宙の戦士などの挿絵を担当されていた。私も若かりしころは彼の挿絵に宇宙への想いを馳せたものである。彼自身のことはあまり知らなかったが、挿絵を描く小説のどのような文章から、どのようなイマジネーションを受け取ったのだろう。最近私はジャズレコードのジャケットのデザイナーやフォトグラファーを追いかけていた。ここにきてSFの挿絵に行き着くとはまたなんとも洒落た、いや粋な取り計らいの人生。ちょうどストレス、肉体的にマックスな私に一条の光を与えてくれた。そんな日曜日の夕方。
本の紹介がまだであったので、少々。たまにはに日本人SF作品もよいと思う良作品ばかり。自分も趣味で文章を書いてはいる。SFを書いてみたいと思うが、SF表現の難しさをヒシヒシと感じている。でも書いてみたいな。
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