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子供の頃輝いていた場所を 記憶を頼りに探しに行きました

はじめまして カラクリ木馬と申します。


突然ですが皆さんには

子供の頃行ったことがあるのにはっきりと思い出せない場所はありますか?

私は幾つか思い当たる場所があり、皆さんにも1つはあるのではないでしょうか?

子供の頃の記憶というのは歳を重ねるにつれてどんどんおぼろげになっていくものなので埋もれていってしまうのも仕方がないでしょう。

しかし、一度は目を輝かせた場所を忘れていってしまうのはあまりにも切ないです。

そこで

記憶を頼りに当時行った場所にたどり着きたい!

という思いが湧き出てきました。

今回はそんな
思い出せない輝いていた場所に関する
捜索記録を書いていこうと思います。


今回捜索する場所


恐らく千葉県船橋市周辺にあった無人の駄菓子販売機が置いてあった所。
 

エピソード


小学生の時に友人と「学校から見える鉄塔の麓まで歩いて行ってみよう」と提案され、実際に学校の裏門からスタートしてひたすらに歩いていた道中に、コインロッカーを利用した駄菓子の詰め合わせの無人販売(自動販売機?)を発見。友人と1つずつ購入し、食べながら引き続き麓を目指した。

場所・物の特徴



全体的に青緑色で飲み物の自動販売機よりは
大きめ(駅にあるパンとかの自動販売機に近い)

・ドアの一部が透明素材になっていて中が見えるタイプのコインロッカー?が使われていた。硬貨を入れてボタンを押すとドアが開くタイプだった

料金は100円

・商品は駄菓子の詰め合わせ。内容は卵ボーロ、棒ゼリー、うまい棒、果物のグミ、個包装のチョコ、綿菓子、クッピーラムネ
透明なビニールに入って縛ってロッカーに直入れされていた

・友人の駄菓子は自分と内容物が微妙に違っていた。(おそらくすべての商品が中身を少し変えて販売されていた)

・近くに急な坂があり、猫よけのペットボトルを大量に置いていた


私の記憶から精一杯絞り出した情報はこんな感じでした。細かい所はともかく、思い出せる範囲は全て書きました。

捜索


実は、この記事を書こう!と思い立った何年も前から記憶を頼りに学校の裏から歩き、それっぽい場所周辺を探し回るというのは何度か試しており、その際近くに住んでいた人に道を尋ねる要領で「駄菓子の自販機ってこの辺にありますか?」と質問をし、怪訝な顔をされたり不思議がられたりしました。

インターネットでも「千葉 駄菓子 自販機」「千葉 お菓子 無人販売」などで検索をかけたり、質問サイトで聞いてみたりしました。

しかし、これといった手掛かりも見つからないまま当時から

10年近く経ってしまいました。


当時一緒にいた友人も引っ越しを期に連絡が途絶えていたため情報を聞けず、ここ数年はもう諦めようかな…と考え、捜索熱も冷めて半分忘れかけていました。

が、数日前思わぬ転機が訪れました。


数年間連絡が取れていなかったその友人と久しぶりに連絡が取れたのです

友人との再会


久しぶりに連絡が取れたので二人で出かける約束をし、当日は1日中「お互い会っていない間に何があった?」「食べたら美味そうな熱帯魚は?」など他愛無い話を沢山していました。


そんな話をする中でふと、

昔のことを思い出してお互い「あったね〜」と話す時間がありました。

話せば話すほど小学生の時のことを徐々に思い出していきました。数年ぶりの再開を楽しんだ次の日、昔の話を沢山したことで

諦めかけていたあの自動販売機の場所捜索のことをフッと思い出し、聞いてみようと決心しました

友人の協力


私は胸が熱くなるのを感じながら友人に当時のことを覚えているかLINEで聞いてみました

実際のLINE

なんと、私よりも全然正確に覚えていました。


特定避けの黒塗りが必要なくらい詳細な情報が出てくると思いませんでした。

また、このやり取りによりコインロッカーではなく卵の自販機を利用した駄菓子販売だったということが判明しました。

大きな手掛かりが手に入り、友人に強く感謝しながら早速私は周辺に自転車で向かうことにしました。

自販機の行方


手に入れた情報を元に周辺を探し回り、約一時間が経過した時点ではそれらしきものは見つかる気配が全くありませんでした。このままでは何も結果を残せないと思い、以前の様に警戒されてしまうのではないか、という不安はありましたが

近隣を歩いていたご高齢で地元に詳しそうな方数名に「この周辺に変わった売り方をしている駄菓子の自動販売機があると聞いたのですが、何かご存知ですか?」と丁寧に直接質問をすることにしました。

以下、質問内容です


一番目に質問した人の回答


「〇〇(上記画像の黒塗りと同じ場所)の前の道がY字路になっていて右の坂を進んだ先に自販機がたくさんある場所がある」

いきなり核心に近い情報だったので一目散に向かいましたが飲み物の自販機しかなく、それらしいものは見当たりませんでした。

二番目に質問した人の回答


「お菓子の自販機は聞いたことないけど突き当りの坂をまっすぐ登るとタバコ屋があるからその近くを探してみたらどうか」
こちらの方も具体的な場所を指して下さったので真っ先に向かいましたがやはり飲み物の自販機しか見当たりませんでした。


3番目に質問した人の回答

「俺はここに三十年住んでるけど見たことも聞いたこともない 飲み物の自販機なら沢山あるけど‥」

なんと、長年住んでいる人ですら存在を知りませんでした。振り出しに戻ってしまったような気がして本当に落ち込みました。

この時点で3時間周辺を迂回していました。細い裏路地などの細かい所まで隅々回りましたが全く見つかりませんでした。
周囲も暗くなり、人通りもなくなってしまったので私は泣く泣く

捜索を切り上げることにしました。

地元の方も知らない、何時間探しても見当たらないとなると思い出の場所から拒絶されている気分になり、幻覚だったのかな…と思いながらフラフラと自宅に帰りました。


まとめ


今回は思っていた様な結果を得ることはできませんでしたが、町探検のワクワクする感覚を久しぶりに感じることができたので真剣に当時の記憶と向き合って良かったなと思いました。

ただ、ここまで情報が揃っても探し出せなかったの本当に悔しかったです。もう撤去されてしまった可能性も捨てきれません。 

しかし、この記事を公開した後も私は諦めずに探し続けようと思いました。理由としては自販機そのものは見つからなかったものの、当時通った覚えのある公園を見つけることは出来たので以前よりもあの場所に近付けた気がするからです。

友人と砂に名前を刻んだ覚えのある公園

もしも無事に見つけることができたら皆様に必ず報告したいと思います


 
ありがとうございました



オマケ


探し出すことができなかったので自力で記憶を頼りに再現したものを作りましたが、余計に虚しくなるだけでした。






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