しゃがみ込む日々−ソウルフラワーユニオンを巡る雑感(4):乳母車と棺桶
からふねです。
ほんま1曲ずつ書いていったら100本ぐらい書かなあかん感じがして来ました……
まあ、書くけどね。書けるもんね。
さて今回は「乳母車と棺桶」という曲のご紹介。これもシングルになっております。
ジャケットはこんなんでした。
これも例によって古いアルバムジャケットのオマージュです。
元ネタはジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplain)というバンドの「創造の極地(Crown of Creation)」というアルバム。
YouTubeで漁ってみたら……これMVあったんです! 知らんかった……
曲の展開としてはAメロBメロは速いテンポで、サビになるとゆったりになるという......「こたつ内紛争」と真逆ですね。
で、歌詞。
自尊心が肥大した「お前」に、山の上から降りない「お山の大将」に、追いつ追われつを繰り返す「おやじ」と「ガキ」に、「本当の歌」をうたわない歌手たちに、「お前ら『生まれたてのガキ』やし『死にかけの老人』やで?」と切っ先を突きつけます。
そしてサビがこれです。
あー この島じゃ忘れそう
元来全てが同じということを
「全てが同じ」、つまりこの歌をうたっている自分たち自身にも切っ先を向けているのです。
ニューエスト時代は、サビは上記の繰り返しでしたが、ソウルフラワーユニオンでも演奏されるようになって、偶数回の繰り返しはこうなりました。
あー この島じゃ忘れそう
元来全てが違うということを
きっとこれは両者で同じことを歌っているんだと思います。でも、違うことを歌っているのでもあり……禅問答みたいですよね。
因みにソウルフラワーユニオンでのバージョンはこちら。(音源のみ)
さて次ですけど……この調子で1曲ごとに書いてたら追いつかないので、ここらである程度まとめて書きます!
メジャーからリリースされた2枚目のアルバム「クロスブリード・パーク(Crossbreed Park)」についてです。これがまた前作「ソウルサバイバー」を超える名作なんですわ……
それではまた。