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ACTを変えよう


演出家が
若い女性メンバーにマッサージさせてたのも
今となれば完全にアウトだったと思う。

以前同じようなことを自分の所属事務所の社長がするのが本当に嫌だと泣きながら言っていた若い女優さんが
その嫌な理由を
『好きでもない男の人ましてやおじさんに触りたくもないじゃないですか』
と言われてハッとしたのだ。そりゃそうだ。
わたしは自分の技量に自信がなかったので
マッサージをして何かを認めてもらおうと思ったのか?

『男も知らないで舞台に立つな』とか笑いながら言うのも
✖️でしょう

遅い時間にダメ出しのために自宅に呼ばれるのもあの時は当たり前だと思ってました。
そこでお茶をいれたりコーヒーを淹れたりしなければいけないと思っていた。

西海岸で舞台を作った時
渡航で疲れた身体を休める間もなく
先方の女性プロデューサーに見せるから踊れといわれ重い身体で飛べるわけもない私たちを怒鳴る様を見て
プロデューサーがショックを受けて
何と数日後から稽古にこなくなりプロデューサーを降りたとき
えーーここまで来て何故?とか思ったわたしの価値観の方が
間違って作られてたのだ。

あれから何十年ものちに
初めて演劇の稽古場を体験
バカやろう
オメーー才能ねーな!辞めちまえ!と毎日誰かしらが罵倒される稽古場にいたとき
口の中がカラカラになって
マジで毎日この世から消えたいと思って
心がグサグサとダメージを受けていたのも
日本人独特の完全変態マゾ状態を作られてたのだと感じる
この世界はこういうのも当たり前と納得させないとやってられなかった。
わたしが悪い。何はともあれすべてに感謝しなければ
と思うクセがついていた。

ちょっとの体調不良は当然我慢だ。

そして日常ではすっかりそんなことも忘れて日々幸せを感じていたわたしは
すっかり日本のエンタメ界こそが嫌悪になっていた。

2年前ハリウッドに行ったのは
世界最高峰の女性演技指導者がどんな風に指導するのか直接見て知りたかったから。
そしてその2週間の間
参加者の俳優たちが怒鳴られもダメ出しされることもなく素晴らしい演技になって行くのを見て
毎日心が震えて泣きながら
自分がこんなにも男性達を恨んでるのだと知って愕然とした
代替者にその人たちしか出てこない。

お芝居をしてるうちに
イヴァナから勝者のACTを学ぶうちに
怨みを果たして勝とうとするお芝居ばかりする自分に驚いた
おったまげた。自分の中にこんなにもこの感情が未だにあったのだ。そして自分のACTのパターンにも気づいた。オセロがひっくり返った感じだった。

これは日本人女性みんなに伝えなきゃーーーー!
と帰国した

そしてスタートした
360°beauty  ACT
ACTレッスンを受けてくれた方達がどんどんパワフルに世界を変えていく姿に
わたしが感動した。もちろんわたしの世界も急変した。

あーなるほど。
普通に生きてる間に
わたし達のACTは歪まされてたのだ。

演劇界だけじゃなくて
おじさん達のせいにするのでもなくて
謎の罪悪感と恨み節を背負って自分たちが病気になってまで愛を獲得しようとしないように
わたし達のACTを変えて行こうって思ってます
もっともっとACTを
伝えていこうっと🌷
思ってます。
あなたの才能はそんなもんじゃない。

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