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瓢箪の花・タチアオイの花


夏休みも後わずか、宿題に追われている娘と一緒に大人の自由研究(覚書として)

今日は旧暦の七月七日
奈良時代・平安時代七月七日は七夕の歌会が行われていて
その日に合わせて相撲の節会が開催されていたようです。

たまたま調べものをしていた時に知った花相撲と相撲の節会
(Wikipediaによると)
花相撲の由来は相撲の節会
奈良・平安時代にかけて行われた宮中の年中行事のひとつになります。相撲の節会では東方力士が勝つと朝日を受けて咲く葵(立葵タチアオイ)の花、西方力士が勝つと夕顔(ひょうたん)の花を自分の髪に挿して退場した。力士はその花を食料品や衣料に交換して褒美として受け取った花相撲の由来はこの時代にさかのぼるとあり

夜に咲くひょうたん(夕顔)の花と朝日を浴びて咲くタチアオイの花がお互い咲いている時間って何時なんだろう?と思ったのが2年前、そこから相撲の節会って何時にしていたのかな?と軽い気持ちで調べてみました。

ひょうたんは毎年栽培しているので開花時間の違いを見る為にタチアオイを栽培しました、
1年草と2年草があるのを知らず
花が咲くまでに2年かかり今年やっと心待ちにしていた花が咲きました。

●ひょうたんの開花時間

今回ひょうたんの種類は千成・百成・長夕顔を栽培
種類によって1時間ぐらいの開花時間の差がありますが
だいたい18:00~次の日の昼頃まで開花
夕方から咲いて次の日のお昼には萎みます。1日花

○タチアオイの開花時間

ネットで検索したところ朝日を浴びて咲くと書いていたので
朝に開花かと思いきや夕方から咲き始めます。
タチアオイは両性花で雄しべが先ず出てきます
花粉を供給して雄しべの真ん中から雌しべを伸ばします
最終的に雌しべがくるっとひっくり返って媒介者(昆虫)がいなくても自家受粉します。

ひょうたんと同じ1日花か?と思っていたのですが違いました1日目の夜は少し萎みます、その後は4~5日間咲き続けます(雨の日も)

◎2つの植物の開花時間を合わせると(タチアオイは咲きっぱなしなので)夕方から夜そして次の昼までの間に行っていたのかな?と思い
相撲節会/飯田道夫/人文書院
を読んでみました

P169 左の相撲人が葵の挿頭を、右の相撲人が瓢をつける

相撲人が挿頭をつけるのは右側か?左側か裸なのでわかりやすく
する為のような事も書いていましたが
夜に咲く瓢の花が右で陰を表し
朝日を浴びて咲く葵(タチアオイ)の花が左で陽を表しているんだろうなあと思いました。

P57 正史での聖武天皇の天覧相撲の初見は『続日本史』(734)七月七日
「天皇相撲の戯を観給ふ 是の夕、南苑に徒御し、文人に命じて七夕の詩を賦せしむ」

↑底本まで調べきれていませんので簡単な個人的考察になりますが
夕方に開催されていたのかと思います、(植物側からの意見としても)今回2つの植物の開花時間を実際に調べてみて
夕方がどちらも美しいです
特に瓢箪の花は弱いので夕方から夜が特に美しく
次の朝には咲いてはいるのですが茶色くなっています
陽の花と陰の花が美しい時間に相撲の節会をしていたんだなあと
思いました

旧暦の七月七日にしていたとの事ですが本日ひょうたんは咲いてますがタチアオイは我が家ではもう種なので時期や温度が昔とちがうのかな?
奈良時代・平安時代では立葵や瓢はそこらじゅうに咲いていたのかな?などいろいろ思いました。
詳しい方いらっしゃいましたら
ご教授頂ければ嬉しいです!

夏休みの大人の自由研究 やっぱり実際に
育ててみると思っていたのと違う等あり本当に面白かったです。

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