柔道整復師と外傷について
こんにちは、やまだです。
自分の頭の中を整理するためのものです。全く参考にはなりません。僕の経験や考えに基づいた個人的なものなので、読まれる方は予めご了承ください。
【テーマ】
柔道整復師と外傷について
【問題点】
今後、柔道整復師はどういった形で外傷と向き合っていくことになるのか
◆ 整形外科で働く柔道整復師と、接骨院で働く柔道整復師で大きく変わると思う
徒手整復などの「The・外傷」は整形外科で行うようになり、接骨院はその後の後療法(包帯の巻きかえ、骨癒合促進、固定除去後の機能改善など)がメインになる気がする。
→ 接骨院では徒手整復はしない
→ しないというか、いろいろ考えるとしないほうがいいという考え
→ もしかしたら、考えが変わる可能性はある
◇ 接骨院で徒手整復をしない、しないほうが良いと考える理由
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・リスクが高い
・診断ができない
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1つづつ深堀りしてみる。
✓ リスクが高い
接骨院で得られる骨折の情報は少ない
→ レントゲンが撮れない
しかし、エコーは可能
→ レントゲンと比べたら明らかに情報量が少ない
情報量は少ないかもしれないけど、勉強すればエコーでも骨片転位とかも把握できる
→ 確かに
→ とはいえ、それは患者さんにとって最高の環境で治療が出来ていると言えるのだろうか
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レントゲン・MRI・エコーが揃っている病院
エコーが置いてある病院
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比べるまでもなく、病院のほうが間違いなくいい環境
※ 昔はエコーすらなかったけど接骨院で徒手整復していた
という意見に反論
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昔は接骨院でもレントゲン透視下で整復していた
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ぶっちゃけ今よりかなりいい環境
リスクを抑えられる環境があるにも関わらず、あえてリスクをとる必要はないと思う
✓ 診断ができない
柔道整復師には診断をすることは許されていない
ー診断とはー
医者が患者を診察して、健康状態、病気の種類や病状などを判断すること
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エコーを使う整復は診断なのか
→ 非常にグレーではないだろうか
→ エコーを使って骨折の状況を判断している
→ 診断と言える
エコーを使わないで徒手整復
→ これはありえない
◇ ということから
接骨院で徒手整復はリスクが高い
→ 徒手整復をしたいなら整形外科
→ その後の後療法は接骨院
上記のような、棲み分けは患者さんのためには重要になる
◆ もしかしたら、外傷が見れない時代がくるかも
なんて、違う未来も考えてみた
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もしも、ドクターが保存療法を極めたら
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柔道整復師が整復できる可能性さえもなくなるかもしれない
→ おそらく限りなく現実的ではないが、ありえないとも言い切れない気がしている
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安全にできる環境も整っている
痛みもコントロールしながら整復できる可能性がある
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柔道整復師、勝てないな、、、
◇ 生きていくにはどうしたらいいか
徒手整復・固定後の後療法を完璧にする
→ 病院との信頼関係が築ける
整形で働いていて、患者さんの希望などで近くの接骨院と連携するときに困る事が結構あった
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・固定を外して再転位させてしまう
・固定期間を長く取りすぎて拘縮を作ってしまう
・固定が当たっているだけで意味をなしていない
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精神をすり減らしておこなった処置が台無しになってしまうとかなり絶望
適切な後療法をするための知識は必須と思う
◇ いろんなことを考えて対策を
世の中に絶対ってのは限りなく少ないと思っていて
常にいろんな状況を考えておく必要がある
そのためには
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世の中の流れ
業界の現状
周りからの評価
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などは、ある程度把握しておく必要がある
【まとめ】
外傷をバリバリみたい(徒手整復など)場合は整形外科、接骨院の場合は整復・固定が終わった患者さんの後療法を担当する場所になる気がする。
もっと保存療法が研究されて手術よりも良いとわかった時、柔道整復師は外傷を診れなくなるかもしれない。
自分の頭の中を整理するためのものです。全く参考にはなりません。僕の経験や考えに基づいた個人的なものなので、読まれる方は予めご了承ください。
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