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高齢者の外傷【ゴールが難しい】
こんにちは、やまだです。
いつも外傷マガジンを読んでいただきありがとうございます。
僕の経験した高齢の患者さんを紹介します。
◆90歳女性
◆ご主人と2人暮らし。息子さんは離れて暮らしている。
◆エピソード
・転倒し右下腿両骨骨折 → 総合病院にてope
・半年後、下腿両骨骨折ope後のリハビリで来院
・リハビリ開始より2周間程度で再転倒。左橈骨遠位端骨折受傷。整復固定し保存療法開始。
・左手が使えないので、イスなどに勢いよく座る → 脊椎圧迫骨折。
・親族の方が面倒を見れないため、施設へ入所。
こういう高齢者の方って、結構多いんじゃないかって思います。
骨折の治療に慣れてないと、初めての徒手整復とか、初めてのギプス固定とかで頭が一杯になって、それ以外のことに目がいかなくなってしまうことがよくあります。
しかし、高齢の患者さんは、普通のときでさえ日常生活不自由なことが多く、ケガをすることでもっと不自由になってしまう、ということを念頭に治療していく必要です。
患者さんの見えている部分だけではなく、生活までを治療プランに加味していくことが重要。
今回は、高齢者と外傷についてです。
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