天才と盆栽
こんばんは。
身体の相談所代表、山田寿光です。
皆さん、盆栽をご存知でしょうか?
広義だと【鉢植え】
針金掛けなどを利用し、樹の成長を整え、植物の美しさを表現するものです。
私自身で体験したことはありませんが、知人の話を聞く限り、育てるには大変な時間と労力が必要だそうです。
・一日の間、日光にどれだけ当てるか
・水の与え方
・肥料の与え方
・害虫対策の消毒
・せん定(長く伸びた新芽を摘む作業)
・植え替え
・季節ごとの手入れ
いやはや、側から聞くだけでも大変です(汗)
同時に、この話を聞いた私は
「スポーツに通じるものがある」と思いました。
話は変わりますが、スポーツの世界で【才能】とゆう言葉を、良く耳にします。
スポーツにおける才能とは何でしょうか?
定義についてここでは触れませんが、才能とゆう言葉の捉え方、私なりの考え方についてお話しします。
【才能】は確かに存在します。
持って生まれた人は【天才】と呼ばれ、持たずに生まれた人は【凡才】と呼ばれます。
例えると👇
天才:1を教えて10を知る。
10を知った後、それを実践出来るようになるまで、必要な練習時間は一時間。
凡才:1を教えて1を知る。
1を知った後、それを実践出来るようになるまで、必要な練習時間は十時間。
効率で考えると、前者の方が圧倒的に効率が良いでしょう。
ただし。
練習効率が良いからと言って、そのスポーツを楽しめるかどうかは、イコールではありません。
いくら才能があっても、そのスポーツを楽しめなければ、長続きしません。
では、どうすればスポーツを楽しめるか。
その人自身が楽しんで、自主的に取り組めるかどうかです。
言い換えると
【結果】だけでなく【過程】を楽しめるかどうかです。
話を【盆栽】に戻します。
盆栽は、一通り完成するまで2〜3年の時間が必要だそうです。
この場合【盆栽の完成】が結果ですね。
完成とゆう結果だけが楽しみであれば、何年間も毎日お手入れするのは、辛いでしょう。
では【お手入れ】とゆう過程が楽しければどうでしょうか。
「お、全体的に枝が伸びたな」
「左の枝が長く右が短いな」
「左を切って左右対称に整えよう」
このように、毎日のちょっとした変化や成長に気付くことが出来れば、過程そのものが楽しくなります。
スポーツも同じです。
「マラソンのタイムは伸びなかったけど、前回より走り終わった後に余力がある」
「前回の練習時より、パスの正確性が上がった」
「前回負けたチームにまた負けた。でも点差が5から1まで縮んだ」
勝ち負けの結果だけでなく、過程の中に小さな成長があるはずです。
ここに目を向けましょう。
結果に結びつくまで、長い時間を割くかもしれません。
ですが自身の成長を認識すれば、それが次のモチベーションとなり、過程そのものが楽しくなります。
結果ばかりに目がいってしまう方は、過程の中にある小さな成長に目を向けましょう。
小・中学生の親子さんは、子供の結果だけではなく、小さな成長に気付き、それを伝えてあげてください。
小さな成長の積み重ねが、いずれ小さな成功→大きな成功に繋がります。
そして、それが成功体験となります。
〜凡才を受け入れて盆栽になろう〜
最後までご覧いただきありがとうございます。
あなたの悩みが少しでも改善されると幸いです。