頑張っているのに、結果が出ないとき。。
前回の記事までにおいて
『自分の体に合う動きは、自分だけのもの』
ということと、それはなぜなのかということを
書いてきました。
自分の骨の形や筋肉のつき方は一人一人違うので、
その状態に合わせた方が、無理なく効率的に動ける、
ということです。
この動きの癖=一人一人の違いというのはとても重要なのですが、
いざ運動や体操をしようとなると、みんな同じ動きを求められる場合があります。
痩せるならこの運動!とか
スポーツ競技などでも「○○で必ず上達!」など、
一般的論としてこのようなアドバイスがあると思います。
でも、一人一人の体の作りが違うとしたら、
同じ動きをして、万人に同じように効果があるとは限りませんよね?
どこかの動きをよくすると、痩せるとか
ある部分を動かすだけでパフォーマンスが変わるとか、
そういうこと全てを否定はしません。
そういうこともあるでしょうし、
理論的には起こり得るかもしれません。
ただ、目的の筋肉の力をつけたり、パフォーマンスの質を上げようとする場合は
自分の体の状態に、動きが合っているかどうか?という視点がとても大事です。
骨のねじれを無視して真っ直ぐに動かそうとしても
それは無理な話。
動く方向を骨のねじれに合わせる方が自然です。
「ある部分を動かすだけ!」と、言っている
その方が思い描く運動を、
その方が思う場所を、
思う方向に、思う力で、
あなたの体でも同じように動かせるのかどうなのか?
また、あなたの体はそもそもその動きができる状態なのか?
よくよく、考えるべきだと思うのです。
(見かけは同じようでも、カラダの中で続く動きはどうでしょう??)
見かけだけ同じ動きに合わせようとしても期待する結果が出ない場合は、
そのような視点も必要かもしれません。
なぜなら、本来どんな運動でも、
あなたが持つ機能を最大に発揮させるためには
自分の体の機能にあったストレッチやトレーニングの方法が
必ず必要になります。
本来とは、運動器を解剖学・運動学的に、物理的にみて
そのような配慮が必要、ということです。
辛いのに、頑張っているのに結果が出ない。
そんな時は今一度
「自分の身体(関節・筋肉・動く範囲)に合っているのか?」
を問い直してみてください。
ちなみに、これは自分一人で自分のことに気がつくことが難しいという部類のものだったりします。
”無くて七癖、、、”と同じ、かな。。。
自分ではなかなか気がつかないものでもあります。