from ARGONAVIS活動休止のこと。
from ARGONAVISプロジェクトの活動休止が知らされた。
キミステ(アプリ)のサ終は正直リリース前から時間の問題だと感じていたので驚きはなかったけれど、プロジェクトは続いていくだろうと思っていたので、まさかだった。
わたしの人生に大きな影響を与えたものが二つあって、一つは嵐でもう一つがアルゴナビスなのだけれど、奇しくもどちらも同じようなひとつの終わりを迎えることになって、言いようもない気持ちになった。
キミステに関しては、もうしょうがなかったと思う。
ダブエスはクオリティの高さの分かかっていたコストをリクープできないけど、それでもアプリの形でストーリーを展開していきたくて制作費を抑える形で作られたのがキミステだったのだろうということは明白で、作画も大きく変えて、新キャラも投入して、新規を取り込む意図はあったはずだけど、中身は伴っていない印象だった。コストを抑えている分、ゲーム自体の面白さはほとんどなく、アクティブユーザーはリリース時点で10000もいないくらいの温度感だったために最初からサ終の空気は拭えず、あっという間にサ終してしまうかもしれないゲームに大金を突っ込む勇気をみんなが持っているはずもなく。その時点で、ユーザーが課金をする気にならない→売れないからゲームのアップデートに予算をかけられない→ゲームが面白くないままなので課金しない・ユーザーは離れる→さらに売上が落ちるの悪循環だったので、無理だろうと思っていた。わたし自身もずっとプレイはし続けていたけれど、ストーリーは面白くないと感じていたし、新規を取り込むどころか、既存ファンがどんどん離れていくのをイベントのランキングや、フレンドの最終ログイン日を見ながら感じていたけれど、仕方のないことだと思った。そんな中でも毎回イベントを走ったり、毎度のように特効MAXになるまでガチャ引いてるような人がいることも気づいていて、そういう人たちの愛の大きさには頭が上がらないなと思っていた。
正直なところ、もっと早く終わると思っていたので、ハーフアニバーサリーも迎えた段階で、月替わりのホームボイスも1年分はとってあるんだろうし何とか1年は持たせるのかなと思っていたので、ここで終わるのか、と拍子抜けではあった。
ゲームが終わっても、プロジェクトが続いてくれれば、と数日前に言ったばかりだった。
コンテンツとしての核はゲームではなくてリアルライブだろう、と言う人もたくさんいたけれど、この作品がキャラクターの作った音楽を届ける以上、キャラクターのストーリーを継続して提供できる場が無ければ本質を失うことも理解できた。リアルライブはあくまでもキャストが立つ場であって、キャラクターを特別に愛しているファンにとってはアプリが唯一の供給の場であっただろうし、リアルライブを核にしていけばさらにファンを手放していずれにせよ行き詰まったのかもしれないとも思う。
それに加えて、わたしは全てではないもののそこそこ多くのライブに行った方ではあると思っていて、多くのライブに行く中で、決してライブ活動も順風満帆ではないだろうと思った場面は幾度もあった。いつもライブの会場はかなり適切なキャパの箱だったと思っているが、それでもチケットが完売していたことは多くなかったはず。遠征先ではキャストに見せるのが心苦しい光景の時もあった。ほかの作品のように、声優さんに数回のレッスンやリハをやってもらってそれでライブが成り立つ作品であればまだよかったのだろうけど、何度もスタジオ練習をした上で臨まなければいけない、機材の運搬にもお金がかかる、そのリソースを割くには今の状況では足らないのではないかという不安は常々感じていて、そういう側面も少なからずあったのだろうと思っている。
プロデューサーからのお知らせには、「縮小や形を変えながらの継続」も選択肢にあったことが示されていて、想像でしかないが、リアルバンドの形をとるのをやめたりすることも選択肢としてはあったんじゃないかと思う。
もし仮にリアルバンドという形をやめて続いていたら、それでも受け入れられたかわからない。人によって考え方は様々だと思うけれど、少なくともわたしにとって、プロデューサーが今の形を守った上で、「終了」ではなく「活動休止」という形で諦めないことを選んでくれたことは救いだと感じた。
2023年のライブで、「勝負の年」というような言葉をキャストが使っていたことがずっと気がかりだった。株式会社アルゴナビスも吸収合併されたり、毎年ブシロードの出す成績の資料を見て不安になったり、ずっと頭の中に「いつか来る終わり」があった。永遠に続くということはありえなくて、どこかで必ず終わりは来るなら、せめて終わる時はお別れをさせてほしいと思っていたから、その場を用意してもらえることも救いだ。ある日突然更新が止まったり、気が付いたらSNSの更新が止まっていたり、そんなコンテンツの終わりを目の当たりにしてやるせない気持ちになったことが何度かあった。あと1年と少しを惜しみながら、悔いの無いようにお別れができることが本当によかったと思う。わからないよ、この残り1年の間にとんでもない大バズりして活動休止やめまーす!ってなる可能性もゼロじゃないし。
Argonavisの「スタートライン」をライブで聴くたび、もしコンテンツが終わっても思い出と彼らが鳴らした音楽は永遠だと思っていた。
そんなふうに自分の中で納得はできていて、救いも希望もあって、
それでも、それでも、どうしても悲しくて辛い。
大好きな大好きな推しに出会わせてくれた。
ジャイロのライブで跳んでる時が一番「人生楽しい」って思ってた。
ライブが無くても一緒に遊びに行けるような友だちもできたし、ライブの時に約束しなくてもフォロワーと会えるのがうれしかった。
年始のライブが恒例になってきてライブでみんなと「あけましておめでとー!」ってできるのがうれしかったし、ツアーファイナル終わって「夏終わりたくないよー! 夏やり直したいよー!」って言いながら酒飲むのがほんとに楽しかったし。
ほんとにおじいちゃんになってもライブやってほしかったし、おばあちゃんになってもライブ行きたかったし。
リアルバンド活動が無くなっても彼ら同士のつながりが無くなるわけじゃないけど、もともとばらばらだった彼らを結び付けていたものが無くなることが勝手に寂しくなるし。
Argonavisの曲を聴いてわたしは転職したくらい影響を与えられてた。
ST//RAYRIDEが出てきてこれまでとは違う狂わされ方して、彼らのことももっとちゃんと知りたかったし。ライブもいっぱいやってほしかったし。ストストのCGライブも見れたら良かったのに。
ナビステ3だっていつかまたやってほしかった。キャストはめちゃくちゃ大変だっただろうけど、ナビステはやっぱり特別だったし。
応援上映とかもさ、映画館でやってみたかったなあ。
カバフェスもまたやってほしいよ。また聴きたいカバー曲いっぱいあるんだよ。
あんまりやらなくなっちゃった「ずっと練習中」の配信とか、「帰れません」系の生放送もまたやってほしいって思ってるし。
キャストのMVもまた撮ってほしいじゃんね。
アコースティックライブは来年やってくれるのかな。
わたしずっと忘れられないんだよ、いつかの生放送でひゅーすけが「東京ドーム」って言ったの。巨大すぎる夢だったかもしれないけど、いつだっていつか東京ドームに立つ彼らを見たいと思ってるよ。
まだ1年と少しあるけれど、どうしたって未練は残ると思う。悔しいよ。こんなに時間とお金と熱を注いだコンテンツは初めてだったんだから、もっと見たかった。
もっと人気があればできたことがたくさんあったんだろうなと思う。合同のライブやフェスやらに出たときに、必ず「アルゴナビスよかった」という声を聞いたし、彼らの音楽がもっと届いていればって思うとすごく悔しい。
from ARGONAVISが大好き。
わたし自身は常に悔いの無いように推してきたつもり。
だから残りの時間もこれまでと変わらずに追いかけるだけなんだけど。
少しずつ近づいてくる終わりを感じながら過ごすのって切なくて、これで最後なんだって思いながら臨むライブは楽しいのにずっと悲しくて言葉にできないような気持ちになることも知ってる。
活動休止なんて夢だったらいいのにね。
どうか残りの時間でひとつでも多く、この先ずっと大切にしていく思い出が増えたらいいなと思う。