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僕は世界を変えようだなんてこれっぽっちも考えたことはない。 勝手に変わっていったのは…
【第2話】 今朝、二日酔いの吐き気をこらえながら家を出ると、隣の家の奥さんにばったり出…
【第3話】 久し振りに見た悠里は、人の目を避けるように足早に買い物をしていた。だけど、…
【第4話】 あの日、注釈男として覚醒した僕のたったひとつの目的は、悠里の不貞の真実を暴…
【第5話】 注釈が最後の形になってから突然消えるまでの3週間。 その期間は、不倫を一…
【第6話】 「あんたが殺したんでしょ!!なんで!?」 電話に出るなり、悠里が泣きわめい…
【第7話】 その朝、しばらく消えていた注釈が突如復活した。 ただし、それは「不倫」の注釈ではなかった。 その注釈は、街中ではほとんど見かけることがなかったので、人々が気付いたのは遅かった。 なぜならその注釈は「殺人」だったからだ。 注釈は法的証拠になりえない。これはもう判例でも出ている。 しかし、警察にとっては犯人検挙の十分な足掛かりになった。防犯カメラなどに映った注釈や市民からの通報により、警察は殺人事件の被疑者を一斉に追い始めた。 『無職 太田和正(
【第8話】 「殺人」の注釈によって、あの胸糞の悪いカルト集団「注釈男の意志」は雲散霧消…