【フラソングからハワイを知る】ハワイの宴会には欠かせない「フキラウ」ただの楽しいだけの歌ではなかった話

ALOHA
ハワイ在住プロフラダンサー　
カプアナニ由美子です。
今日もホノルルからお届けしています。
不定期な私のnoteを読んで下さる皆様
いつもありがとうございます！

ハワイのルアウ（宴会）では欠かせない地引網の歌「フキラウ」
フキ　フキ　フキ　フキ　フキラウ！
ハワイでは誰もが知っている楽しい歌です。
今までモアナサーフライダーはじめ数々の
ハワイのフラショーでこの曲を教えて
世界中からハワイを訪れる数え切れないほどの観光客の皆様に
フラを体験して頂きました。

フキラウを教えている時の様子はこちらの動画をご覧ください↓

ハワイでは誰もが知っているフキラウですが、
10年ほど前にワイキキのホテルのフラショーでこの曲を踊ってほしいと
年配の白人カップルからリクエストされて踊りました。
そして帰宅後、ふと思い立ってこの歌について調べてみました。

The Hukilau Song
1948年にジャック・オーエン氏によって書かれた曲で
70年以上もハワイで親しまれています。
彼がオアフ島のライエで地引網に参加した時の体験を元に
つくられたそうです。
フキラウは伝統的なハワイの漁の方法の一つで
「フキ」はハワイ語で引っぱる、「ラウ」は葉っぱという意味があります。
フキラウはティーリーフの葉を繋いで作った網を引いて魚を獲ります。
この曲はライエの海岸で地引網を引く様子を歌っています。
地引網の後にはたくさんの人々がルアウに参加して
獲れた魚をみんなで楽しく分け合って食べます。

「フキラウ」は伝統的なハワイの漁の方法の一つであると同時に
海で大勢で魚を獲ることを通して人と人を繋げ、
フキラウの後はハワイアンスタイルのパーティ「ルアウ」
で獲れた魚をみんなで分け合って食べるという
親睦の大切な機会であることがわかりました。

フキラウはただの楽しいダンスではなくてWay of Life
人生の在り方、生活様式、暮らしぶり
このシンプルな歌を通して昔のハワイの漁師たちの
生きる道や生き様がみえてきました。
私はこの事を学んでからこのハワイの伝統的な漁の歌を
大切に思いながら踊るようになりました。
年配の白人カップルのお二人も、
以前ハワイでフキラウ体験をされて
懐かしく思いリクエストされたのかなと思いました。

ハワイのフラソングから学ぶことは本当にたくさんあります。
多分一生かけても学びきれないのではないかな？と思います。
フラを踊る上で一番大切なのは言葉です。
私のYouTube動画ではこのフキラウのフラレッスンだけでなく
歌の解説と歌詞、和訳も紹介しています。
フキラウは英語の歌詞と手の動きが明快で、
フラ初心者さんにもおすすめです。
椅子に座ったままハンドモーションだけでも踊れるので
ご家族みんなでぜひトライしてみて下さい。
歌の背景や意味を思い浮かべながら楽しく踊って下さいね！

※側弯症の悪化により腰を固定していて
思うように動かない状態で踊っています。
どうぞご了承下さい。

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