ドクターストレンジ マルチバースオブマッドネス
2022年5月26日
最近のマーベル映画は、どうも時間軸のつながりがよく分からないし、新たなヒーローの誕生に悉く失敗している感がある。
『シャン・チー』はどうしょうもないし。
『エターナルズ』の世界はすごいこと起きたのに、他の映画では全く触れないし。
『ブラックウィドウ』は回顧録だし。
ネットドラマは見てないし。
『スパイダーマン』はようやくエンドゲームからのつながりを感じるけど、そこまでの感動もなく。
そして、評判がいいので少し期待しながら観に行ったのが、この
『ドクターストレンジ』の2作目
なんというか、
マルチバースであり、空間転移というドクターストレンジの世界観は分かるのだけど。
それが凄ければすごいほど、どうしてもCGで作られた、本当に造られたどうでもいいできて当たり前の世界に見えてしまい、その事はもはや観客を驚かすツールとして機能していない気がする。
もう、映画がCGに頼り出して
アイデアと映像の魔法を使わなくなってから
映画の衰退は速度を増した気がする。
だからオリジナル映画は生まれず
原作ものかリメイクばかりなのかも。
そして、ドクターストレンジの映画はと言えば。
敵がまさかのワンダ。
スカーレットウィッチ。
ビジョンに続いて、なるべく最強のキャラを消していきたいのかも。
内容は普通。
なんというか、よくある
飽きないし、楽しめるけど、特に感動もなく、心に残るシーンもなく、内容を覚えていない。
みたいな映画。
エンタメ映画としてはそれで良いのかも。
ドクターストレンジとかミス・マーベルとかの戦いにシャンチーとか何の役にも立たないもんなー。
どういう選択だろう?
マルチバースのイルミナティや、ファンタスティックフォー、おそらくX-MEN達がいるバースも出てきたので。
この世界で出すのは設定破綻を起こすから、
ゲスト的に別世界から時々出てくる。
みたいな世界でこの後のシリーズは作るのかもね。
ウルヴァリンとか出てきそう。
デッドプールとか。
まあ、でも、あの凄い映像の世界は一体誰が考えて、絵コンテ切って、作らせているのだろう?
その想像力は本当にすごいと思う。
アイアンマンに代わる牽引役を早く生み出さないと、マーベルはこのまま惰性で落ちていきそうな雰囲気だけど、まあ、そんな事ないのだろう。
天才ケビン・ファイギがきっと俺たちの想像を超える何処かへ連れていってくれると信じて
見続けよう。