『映画クレヨンしんちゃん謎メキ！花の天カス学園』の感想

映画クレヨンしんちゃんシリーズ第29弾。
今回はシリーズ初の
学園ミステリーということもあって、
みさえとひろしが活躍しないのが
好き嫌いわかれるところ。

予告編では、カスカベ探偵倶楽部が
活躍し、謎解きをする、
一風変わったしんちゃんの
映画になっています。

が、本編を見ると、その肝心な謎解きが、
「ああ、そうなの」
というレベルです……。
ネタばれになるので
詳しくは書きませんが、
最大の謎の「33」という文字も、
そんなのわかんないよ（笑）
という感じでした。

ただ、それは大人の目線なので、
ところどころにヒントが
隠されていて、子どもたちには
そのヒントを見つける楽しさが
あるかもです。

さて本編を通して見た感想ですが、
先ほどの謎解きが楽しめないと、
正直中だるみがあります。

ところが一転、ラストに迫ると、
（ちょっと、ラストへの
持っていき方が強引という
感が否めませんが）
今までの登場人物と協力したり、
風間くんの心中が垣間見えたり、
とワクワク感や感動が詰まっています。

風間くんとしんちゃん
という二人にフォーカスされた本作。
風間くんは小学校受験を狙っているので、
二人は小学校で離ればなれになる
可能性があります。

思えば、うちの子も小学校から
引っ越したので、
みんなと離ればなれになったなー。
卒園式ではそれを知ってか知らずか
大泣きしていました。

なんて、自分や自分の子どもの
小学校へ上がるタイミングを
考えたりして見ると、
最後のシーンは盛り上がることでしょう。

最後に声優の話になりますが、
仲里依紗が非常に上手で、
本物の声優さんといえるレベル。
フワちゃんは別に必要ない
キャラクターですが、
子どもたちは好きなので
キャスティングされたのでしょう。
チョコレートプラネットは、
最後まで気が付きませんでした（笑）