ヨルシカ「盗作」を読んで感じたこと

ヨルシカの耳に残るメロディーが好きで初期のころから聴いていた。今回も購入して繰り返し繰り返し聴いていた。

良い曲だなと思ったのはレプリカント。あと爆弾魔も「負け犬にアンコールはいらない」からの再録ということで嬉しかった。

2週間ほどして小説を読んだ。

小説の主な登場人物は3人。

音楽を盗む泥棒である「私」。

「私」の事務所の近くで出会った「少年」。

今はもういない「彼女」。

この小説を読んだ後に曲を聴いて感じた違いは、いくつかの曲に情景と登場人物が浮かんできたということ。

例えば「夜行」。一輪草など小説を読むまでは全く意識をしなかっただろう。小説を読んでからは、夕方に草原で楽しそうに話している私と彼女を思い浮かべてしまう。

「盗作」という曲も、小説を読んでから聴くと「私」の心の叫びとも取れる歌詞が強く頭に残る。

作中に出てくるクラシックもこの小説を美しく仕上げる一役を担っていた。

やっぱりヨルシカの世界観が好きだなと感じた。