ときのそら New Single「おかえりなさい」視聴感想
はじめに
本記事はときのそらちゃんが9/11にリリースしたシングル
「おかえりなさい」に収録されている
「おかえりなさい」「ラッキーセブンスホイッスル」
を拝聴した感想になります。
「おかえりなさい」はアニメ「僕の妻は感情がない」の主題歌、
「ラッキーセブンスホイッスル」は0期生ライブ「Ray of Jewelry」で
初披露された楽曲です。
そのため、それらを交えた感想になっております。
端々でそらちゃんの歌について、歌唱技法など言及しておりますが
当方は声楽など全くの素人でございます。
間違っておりましたら、生温かくご指摘いただけますと幸いです。
・おかえりなさい
まず聴いていて真っ先に、すごく優しい歌声だなと感じました。
普段のそらちゃんの曲は「高い」「早い」「上手い」の三拍子揃った
聴き心地の良い高音と芯のある歌声が魅力的だと思っています。
それと比べて本曲は吹き抜ける風のように、心を優しく撫でていくような
歌い方をしていて、聴いていて落ち着く曲だと感じました。
以前本人も配信内で言及していましたが、この楽曲では
しゃくりと呼ばれる歌唱技法を使わずに歌われているそうです。
この歌い方をあえてしないことで、ふっと肩の力が抜けるような
まっすぐ流れるような優しい歌い方になっているのだと思います。
また、ラスサビの「おかえりなさい」の部分だけしゃくりが入ってます。
本曲は一貫して、家で相手が返ってくるのを待っている人の視点で
歌詞が作られています。
そらちゃんはラスサビに歌で伝えたい想いを強く出すことがあり(カバー曲「誇り高きアイドル」など)、
そらちゃんがこの曲で、「おかえりなさい」と伝える側が感じている
暖かい喜びの気持ちを表現したかったのではないか、と感じています。
またこの曲は落ちサビで一度転調して、ラスサビに入るところで
また転調して同じキーに戻ってくる構成になっています。
特に最近流行りのJ-POPはラスサビで転調するものが多く
それらは高揚感を感じるような楽曲になっていものが多いと思います。
対して本曲では上記のようにあえてキーを戻すことで
おかえりなさいの歌詞やそらちゃんの歌声から伝わる優しい気持ちを
よりまっすぐに感じることができる一因ではないかな、と思います。
歌詞では
この部分が
という風にも聴こえて、その後に続く「おかえりなさい」という歌詞や
「『ただいま』を待ってるの」
に繋がっていくようにできているのではないかなと思います。
本楽曲がOP主題曲を務めている「僕の妻は感情がない」の
タクマくんとミーナちゃんのように、ある意味偶然に出会って
「ただいま」「おかえり」と伝え合っている関係性の暖かさを
とてもうまく歌詞に込めていて感銘を受けました。
アニメの主題歌として、その作品をある意味で象徴する楽曲として
非常に素晴らしい完成度であると思います。
またそらちゃんの楽曲としても最高で、そらちゃん自身のように
いつ聴いても寄り添ってくれるような、そらちゃんの慈しみを感じるような
楽曲として仕上がっていると感じました。
・ラッキーセブンスホイッスル
楽曲の荘厳なメロディが、活動7周年を祝うメモリアルソングとして
パワフルな作品にしているように思います。
またメロディに合わせてそらちゃんの歌声も力強いものになっていて
高音でも声が細ることなく、楽曲のメッセージに説得力を感じさせる
まっすぐな歌声で歌われています。
いつも通りの、そらちゃんにしか歌いこなせない楽曲になっているなと
感じました。
また本曲はそらちゃんの曲としては珍しく、そらちゃんの想いが直接的に
歌詞に込められている曲だなと感じました。
そらちゃんの曲は聴いている人(そらとも)に寄り添った歌詞が多いように
思うのですが、この曲はそらちゃんの視点で語られている楽曲に
なっていると感じます。
そらちゃんとそらともの繋がりを高らかに歌い上げる、そんな曲になると
いいなと思っています。
本曲の初お披露目は0期生によるライブ『Ray of Jewelry』でした。
ライブのパフォーマンスは優美で、宮殿で歌っているような光景を感じました。
この曲を歌ったときはOBP衣装でしたが、ドレス衣装で歌ったら
すごく合いそうだなと感じました。
ダンスの最後の決まりポーズは、振り付けのMYMY先生曰く
とのことです。
とても美しい姿で、印象に強く残るパフォーマンスだったなと感じます。
タイトルの『ラッキーセブンスホイッスルの通り、7周年を迎えて
新たな日々の始まりに、幸運に満ちた笛の音が響き渡るような
素敵な毎日になることを心より応援しております!
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