僕は小魚。君は、、、 チョイ住み・サンタバーバラ編#1
สวัสดีค่ะ サワディー・カ! こんにちは! カッパチャンです。
NHKに「チョイ住み」という番組がありますが、ご覧になったことはありますか? 料理研究家の土井善晴さんと俳優の野村周平さんのキューバ編や、格闘家の小川直也さんと俳優の竹内涼真さんのリスボン編など、後に「神回」と言われる回があったりする、記憶に残る旅番組です。
男2人が、知らない街でアパートを借り、短期間だけ、その街の人のように日常生活を過ごす。素敵ですよね!
私の初めての「チョイ住み」は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンタバーバラでした。
大学2年生の時、友人の影響で「私も海外にホームステイに行こう!」と思い立ち、どうせ行くなら素敵な所にしようと、情報を集め始めました。
そして、ハリウッドスターや映画監督の家や別荘があるといい、スペイン風の建築物がそこここに立ち並ぶ、美しい海辺の町「サンタバーバラ」を1か月間のチョイ住み場所として選んだのです。
ホームステイ先は、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で教授をやっているパパがいるお宅でした。集合住宅の一角にあるお宅だったのですが、たぶん、大学関係者用の教職員住宅なんじゃないかなぁ、と、リスニング力が低かった私は推測しました。
敷地内には、住人が自由に使えるスイミングプールがあり、ジャグジーまでついていました。
ある午後、私は、おしゃれでカワイイ水着を着て、プールサイドに立ちました。先客は、近所の小学生数人のみ。彼らのことは気にせず、優雅に水泳を楽しもうと、一人プールに飛び込みました。
ひと泳ぎして、プールの端に寄りかかり休んでいると、小学校1年生か2年生くらいの男の子が一人近づいてきました。そして、「一緒に泳ごう!」と誘ってきました。
少しくらいなら付き合ってあげてもいいかなと思い、私は「OK!」とうなずきます。
すると少年は、「僕は小魚。君はサメ! いいね!」と告げて泳ぎ始めました。
「はい?」 私がキョトンとしていると、「早く!早く追いかけてよ!」と、少年。「サメなんだから、サメらしくね!」などと注文も厳しい。
どれほど追いかけっこをしたでしょう。けっこう疲れました。疲れてプールから上がると、少年は「See you tomorrow ! また明日!」と手を振って、走り去って行きました。
その言葉をそのまま受け取った私。「また明日!? また明日もこれやるの!?」
私の優雅なサンタバーバラ・ライフは、どこに行ってしまうのでしょう?
พบกันใหม่ ポッカンマイ! またね! 続きは次回!
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