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ヰ世界情緒の「プロポーズ」カバーについて少し感想お話しします

皆さん、ご無沙汰です。カッパ/河童で申します。普通で、どこにでもいるオタク&観測者(ヰ組(自称)&星組(自称))の一人です。
久しぶりに長い記事を書くので、まず最初に説明しますが私は日本人ではありません。ですのでもし書いた日本語が変だったら…無視してください。頑張って良い記事を書くようにします。
歌唱に関しては、自分が素人であることを自覚していますが、整理されていない感情だけを残したくはありません。そのため、今回はできるだけ専門的でない言葉を使って書いてみました…お見苦しい点があればお許しください

普段は主に藍月なくるオタクですが、今回は別の推しについて話したいと思います。それはヰ世界情緒さんです。

なぜ推すようになったのかの心の道のりを語るとしたらまた長くなってしまいます。今回は簡単に触れるだけで… 確かに「物語りのワルツ」「レプリカ」カバーが出た頃から聴いていましたが、逆に言うと長い間ただ音楽を聴くだけでした。
2024年8月のヰ世界情緒 3rd ONE-MAN LIVE「Anima III」をきっかけに、ついに没頭し始めました。(その後他の界隈の影響で、私はTwitterで活発になり始めました
ついに情緒さんの5周年配信を終えた後、彼女がずっと創作し続け、努力を惜しまず歌を歌い、絵を描いている姿に感動して、何年も歌を聴いてきた中で、遅ればせながら「応援したい、推したい対象がここにいるんだ」と気づくことができました。
(この心の道のりには既視感があるように感じます… 自分、ライブの場では特に魅了されやすいことは多少意識しています

いつの間にか話が逸れてしまいましたが、話はまたの機会にしましょう…
それでは、今回の本題に入りますね…こう言うと、実はきっかけは数日前に「プロポーズ」カバーを聴いた後、気持ちがなかなか落ち着かず、何日も寝返りを打ちながら眠れなかったので、ようやく自分の感情を記録するために何かを書こうと決めました。

もしかしてクソつまないけれど、最後まで見るばとても嬉しいです。


0.心はキュッとした(物理

時間は2025年1月19日の夜に戻ります。いつも通り、携帯電話にYouTubeからの通知が届きました。

私:「お?ニョニョの新しいカバー曲の通知?…聞いたことのない曲だね、とりあえず聴いてみよう。」

いつも通り普通にイヤフォンを差し込み、歌を聴き始めました。

最初に耳にしたのは、ニョニョの可憐スタイルの声でした。最近のカバーではあまり聞かれなかったので、少し新鮮に感じました。その中に少し…泣き声が混じっている?意図的に吸気音を加えて、抑えた泣き声の感覚を作り出そうとしているのかな?すごくいい…頭の中に映像が浮かんできたよ…

徐々に少し低い声に変わり、やはり音域が広いですね。この期間に口の形は何度も変わりましたか?いくつかの歌い方を引き出し、優しい声で物語を語り始めました。

徐々にサビに近づき、歌声もますます激しくなっていく。
「苦しいよ お願い」の時、突然終わりが柔らかい息遣いに変わり、次のフレーズは泣き声を満たしたの歌い方。

「え?」頭が突然ついていけず、しばらく空白になった。

泣き声が怒鳴り声に変わり、曲はクライマックスへと進み、サビに入る。

その瞬間、心はキュッとした。(物理)

どう言えばいいのか…とても簡単です、心がとても痛いです。
一声の怒鳴り声に含まれる悲しみや怒りが、すべて私の心に伝わってきました。
人の感情が処理しきれないとき、最も直接的な反応は身体として現れます。

例えば、鳥肌が立つこと。

例えば、思わず涙が流れること。

例えば、思わず震えること。


私の場合は、心が一瞬締め付けられました

これまでに、私の心を締め付けるような音楽に何度も出会いましたが、どれも私の感情を揺さぶる素晴らしい音楽でした。

しかし今回は第一印象があまりにも強烈でした。

あまりにも強烈で、何かを書きたいと思うほど。

1.原曲

例えば君が明日死ぬなら
僕は今から笑って飛び込めるだろう
二人以外の時間を想うと
どうしようもないほど 胸が痛くなるよ

眠そうな目
強がる癖
抱き合う時は 甘くなる声も
全部全部もう 僕だけがいい

苦しいよ お願い

君はずるいずるいずるいずるいずるい 人だ、もう
わがままな君の中で
綺麗に腐った罰
聞いて聞いて聞いて
聞いて聞いて聞いてよ
お願い
優しく抱いて 優しく抱いて 優しく抱いて

仕方がないとわかっているけど
この愛しさを独り占めしたいよ
他の誰かの頭の中に
君がいるなら笑顔で潰して回ろう

好き嫌いもそう
少し丸い手も
顔を汚すとちょっと 怒るところも
全部全部もう 僕だけがいい

苦しいよ お願い

君はずるいずるいずるいずるいずるい 人だ、もう
愛情は君の中で
醜く育ったな
聞いて聞いて聞いて
聞いて聞いて聞いてよ
お願い
激しく啼いて 激しく啼いて 激しく啼いて

歯止めのない 妄想と暴走
言えないことも 全部したいよ
可愛いその 表情で僕の ことを殴って
壊して

君はずるいずるいずるいずるいずるい 人だ、もう
わがままな君の中で
綺麗に腐った罰
聞いて聞いて聞いて
聞いて聞いて聞いてよ
お願い
優しく抱いて 優しく抱いて 優しく抱いて
僕を壊して 僕を壊して 僕を壊して
僕を壊して 僕を壊して 僕を壊して
僕を壊して
君が壊して

「プロポーズ / 可不」Lyrics by 内緒のピアス

カバー曲について話すのであれば、まずは原曲から始めるべきです。
原曲は可不ちゃんが歌っていると言われています、機械音声の中から強烈な激重愛情が伝わってきます。作者様の調教技術にはただただ感心するばかりです…
しかも、怒鳴り声は原曲にすでにあった要素であることも、私をかなり驚かせました…
どう言えばいいのか…まるで可不ちゃんが私に向かって怒鳴っているようで、「そう!あなた様のことを言ってるの!視線を逸らさないで!しっかり私を見て!」と言っているようです。正直かなり興奮しました
たとえそれが激重感情であっても、人の情緒を揺さぶり、動かす瞬間があるなら、それは良い感情だと思います。
より一層、生きている実感を感じることができます。

その後の歌詞…特に難解な部分はなく、とても直接的で、メインメロの中で歌う女の子が「君」に対する愛情や思いを語っています。
もし「君」が明日死ぬのなら、私は今すぐ笑いながら飛び降りるでしょう。
一瞬でも、「君」のいない世界では生きられません。むしろ、自分の存在を「君」の心に永遠に刻みたいと思っている。
自分を制御できなくても、この愛を独占したいと思い、そのためにはすべてのライバルを潰して回ろうも厭いません。
自分の妄想や暴走を止められず、「君」を愛しすぎて、「君」に殴られたい、壊されたい、「君」に壊されたいと思っています。
「君」のすべてが好きで、好きすぎるからこそ苦しんでいるようです。とても好きなのに、手に入らない
短い歌詞の中で、歌っている女の子の「君」に対する感情が表現されています。

サビはスタイルを変え、大量の繰り返しの歌詞を使用し、愚痴や懇願を含み、次第に自棄の怒鳴り声に変わり、感情に重点を置いています。
「君」の優しさの中で腐り落ちていくことを屈し、依存しすぎて抜け出せないを表現しています。それでも伝わらないのなら、懇願で「君」に願いを聞いてもらうしかありません。優しく抱きしめてもらっても、激しく啼いてもらっても、すべてが大好きです。

作者さんは「ぜひ自由な解釈で、あなたの中に巡った想いを大切にしてあげてください」と言っていますが、私にとってこの歌は、女の子が愛を伝えられない歌声—いや、伝えないのではなく、伝わらないのです。
どう言えばいいのでしょうか…確かにヤンデレでが、普通の過激な行動をとるヤンデレとは違います。私に与える感覚はすべてのものが脳内の妄想に留まっているようで、逆に高潔さを感じます…

そう、以前見たことがありますが、これを「無害形ヤンデレ」と呼ぶのです。
激重愛情があるにもかかわらず、伝えたらすべてが壊れてしまうのが怖い。だから、すべてを心の中にしまい込み、伝えたい人には伝わらない。
何もせず、何も変わらず、ただいつも通りの日常が続いているので、「無害」なのです。(もちろん、この歌には大量の依存型や崇拝型の元素が混ざっていますが

証拠として、この歌の中で「愛してる」を一言で歌ったことはありますか?

歌の中に身を屈め、自分の感情を曲に託すしかありません。
教会で一人、下品なウェディングドレスを着て、こんな妄想をしながらこの歌を歌うことが、女の子の「プロポーズ」

称賛せざるを得ないのは、可不ちゃんがまるで生き生きとした、恋愛に焦がれる女の子のようで、まさに命を与えられたかのようです。

いやーー好き、大好きです!

PS:YouTubeで聴くときは
日本語の字幕をオンにするのを忘れないでください

2.原作に基づく「演じる」

では、ニョニョのカバーがなぜ私にとってそんなに印象深いのかについてお話ししましょう。
私個人の意見では、二つの要素があると思います。

一つは、「機械音声にはないの感情」
もう一つは「歌声で表現されたストーリー性」

まず第一点について話しましょう。
個人的には、カバー曲の歌い方には多くの種類があると思います。
例えば、ある歌手は自分の音域に合わせて音程を上げたり下げたりして歌います。
例えば、ある歌手は大胆にアレンジを加え、歌詞の一部に追加の歌い方を取り入れる。
原曲が機械音声の場合、通常はこれらの二つの状況を避けることは難しい
結局、人の声で人外の声を無理に再現しようとすると、非常に疲れる上に必ずしも良い音にはならないので、自分のレベルに合わせて調整した方が良いのです。

しかし、これでいい。
これによって、最も大きな付加点、つまり感情にある

ここで一つ例を挙げたいと思います…私がとても好きな曲の一つ、「初恋日記」を例にしましょう。

次は私が最も好きな2つのカバー…そう、ちょうどなくちゃとニョニョのバージョンです。(天に誓います、本当に私情120%)

人の声が機械音声に比べて優れている点は、繊細な感情を表現できることだ。
それは歌い手の技術によっても表現されます。

例えば、なくちゃのバージョンは、原曲よりも柔らかさや甘えた感じが増しており、歌っている時に全体がリラックスして脱力感を感じさせます。「嫌だよ、ダーリン 糧になって!」というフレーズの中にも、力のない感じがあり、柔弱な片思いの女の子の気持ちを表現しています。

しかし、ニョニョのバージョンには、柔らかさの中に強さが感じられます。あまり目立たないものの、一部の歌詞には少し力強い低音が含まれています。同じ「嫌だよ、ダーリン 糧になって!」というフレーズでも、少しの決意を感じることができます。

なくちゃバージョンとの最大の違いは、なくちゃバージョンの印象は片思いを続けるが、ニョニョのバージョンは決して諦めず、いつか必ず気持ちが伝わるという印象。

言いたいことは二人のバージョンは実際に歌い方がとても似ていますが、細かい部分で異なる表現法が採用されています。

もしかしたら私の考えすぎかもしれませんが、個人的にはこの繊細な感情の違いこそが、人声のカバーの最大の魅力だと思います。

しかも私は両方のバージョンが大好きなのでよく2つの異なるヘッドフォンを持ち歩いて
同時に再生し左右耳で2つのカバーを同時に楽しんでいます
満足!

さて今日の本題に戻りましょう。ニョニョの「プロポーズ」カバーについてです。

まず結論から言いますと、怒鳴り声や原曲の高音部分、ニョニョは忠実に再現されています。
それでは、このカバーがなぜ私の心をこんなにも揺さぶるのでしょうか?

同じくサビに入るときの怒鳴り声があるのに、原曲ではなぜ私の感情をそこまで揺さぶることができなかったのでしょうか?

答えはとても簡単で、前にも触れましたが、ニョニョが歌っているときに少し泣き声(およびそれに伴う吸気音)が混ざっています

これにより、後の怒鳴り声がより自然になり、聴衆に驚きの感覚を与える、いわゆる「ドラマティックな転換」が生まれます。

このような繊細な泣き声(およびそれに伴う吸気音)は、原曲の機械音声ではなかなか表現できない部分です。泣き声は潤滑剤の役割を果たし、つながりやサビを強化し、その怒鳴り声の感情を高めています

初めてのサビが終わるとき、三回の「優しく抱いて」はそれぞれ異なる歌い方がされています。平坦な表現から、少し怒りを込めて、最後には少し哀愁を帯びた締めくくりへと変化し、原曲の意図的に繰り返される歌詞を逆手に取って、同じ歌詞の中で異なる感情を表現することで、歌全体により立体感を与えています。この部分は原曲がないとは言えませんが、やはりニョニョのバージョンの方が違いをより際立たせることができます。

恐らくこのような細部が、私が初見たときにとても感動した理由でしょう。しかし、これだけでは第一印象が非常に衝撃的だったと言えるだけです。もし私がそれを長く記憶に留めることができるなら、曲全体のアレンジについて触れる必要があります。これが第二のポイント、「歌声で表現されたストーリー性」につながります。

前と同じように、まずは例から始めましょう…今回はキタニタツヤさんの「ずうっといっしょ!」を例に使いましょう。

原曲は悪友の警告のような感じで、泥沼にはまった男の告白のようです。

それでは、まずはなくちゃのカバーから聴いてみましょう。(私情240%)

(注:キー-2)

どう思いますか?私個人の意見としては、とても澄んでいて透明感があり。純真さの中でこの歌詞を歌っている様子は、まるで全く自意識がないかのように暗い面や重い感情を語っているようです。簡単に言えばメンヘラな雰囲気か?

無邪気さの中に狂気を表現していると思います。元の力強い歌声とは違って、こちらは重い女の子が日常のように大変なことを話している

ただ、女性のカバーを考慮すると、キタニタツヤさんの低音や歌い方を無理に再現することはできません
自分のアレンジを加えることで別の感覚を出すことができるので、変わるのはとても自然なこと…でしょうか?

そう考えるあなたに、次はニョニョのバージョンをお聴きください。(私情360%)

ニョニョは基本的に全音域を使えると言われていますが、彼女はオリジナルと同じように低音で歌うことを選びました。(最後のサビの前だけは少し柔らかい音色に戻ります)

このカバーはオリジナルに似ています…同じ女性のカバーなのになぜこんなに大きな差があるのでしょうか?
それは、歌唱者が歌声で「どのような物語を表現したいか」にかかっています。

カードゲームに例えるなら、前述の「繊細な感情」は「各ターンで出すカード」ので、ここで言及されている「ストーリー性」は「ゲーム全体のプラン」にあたります。そして一貫した細部がつながり合って、一曲が形成され、「ゲーム全体のプラン」が出来上がります。
砂を集めて塔を築くように、連続した細部の配置を通じて事前に考えられたストーリーが形成されるのです。

さて、再び本題に戻りましょう。

ニョニョ、原曲にはない泣き声を選んだ以上、表現したいストーリーを計画していないとは考えにくい。前述の「優しく抱いて」からは、非常に創造的な処理が感じられます。

では、2番のサビの前の部分はどうでしょうか?私が感じるのは焦り。高音のヘッドボイスは1番のメインメロよりも強烈ですが、意図的な吸気音は減少し、わずかな泣き声だけが残っています。それはまるで焦っているかのようです。

ヘッドボイス(頭声)とは?

ヘッドボイス(別名:頭声)とは、声区および声種の一つ。
裏声の一種で、特に「息漏れの少ない裏声」や「芯のある裏声」などとも言われます。
(その逆に「息漏れの多い裏声」や「芯のない裏声」はファルセットと言います)

一般に裏声というとファルセットを示しますが、ヘッドボイスもまた裏声の一種です。

技術としての「ミックスボイス」の中の、主に高音域部分を担当する声種がヘッドボイスになります。

Q:もっと簡単に言うと?
A:地声のように聴こえる裏声です。

【ヘッドボイス(頭声)の出し方】ボイトレ方法解説

独占したいけれどできない、次第に焦り、そして怒りに変わる(サビ)。

これは1番のメインメロと2番のメインメロの対比から得られた感覚であり、前述の全体的なストーリー性を指しています。1番は泣きながら懇願しているようで、2番は自棄になって一人でその場で怒っているようです。

一方だけを見ていると、それほど強い感覚は得られません。

証拠として2回目のサビでは、怒鳴り声とハーモニーがより激しい感情を表現しています。

主旋律は怒鳴るように歌われ、ハーモニーは泣き声を維持しており、強い対比が原曲にはないもので、女の子がすでに狂いそうなほど焦っている状態を表現しています。

「激しく啼いて」の部分では、さらに激しい怒鳴り声。最後のサビの前に小休憩に入ります。前の吸気音が再び戻り、再び1番の部分に戻り、最後のサビでは2回目の怒鳴り声と共に最後の高音域に入ります…!

…こう言っても、原曲とは異なり、ここでは全力で高音を極限まで上げるのではなく、全体のバランスを保つ歌い方を選んでいます。まるで自分を冷静に保とうと必死に努力し、感情を抑圧しているかのよう。(あ~この部分が大好き!)

女の子は1番の哀願から、2番の焦りと怒りへと変わり、最後まで結局一歩も踏み出せないままです。自分の感情を抑え込んで、恐らく最後には欲しい人を得られないのでしょう。
結末は私の見解と原曲と全く同じですが、その途中で展開されるストーリーは全く異なります。これが前に述べた「声のストーリー」です。

(考えすぎだなんて言わないで、歌を聴くときは全心全意で聴けばいいんだ!感情優先!理性なんて頭の中から追い出してしまえばいい!)

個人的には歌声で物語を演じる感覚が好きです。
絵を描くことに似ていると思います。
絵は二次元の空間で三次元を表現するために光と影を加える必要があります。

もし歌声と歌詞だけでより立体的な物語を表現したいのであれば、感情を加えて次元を昇華させる必要があります。
しかし、その感情がただ単に発散されるだけではキャンバスの上で無造作に描くようなもので、悪くはないですがもっと良くすることができます。
細部や計画をより綿密に整え、互いに関連付ける。
メロディー、歌詞、アレンジ、背景音響など、さまざまな要素の後に、最終的に聴衆の感情を引き出す最後のピースは、歌い手が細部の配置や全体の構成で語る物語です。

つまり、楽曲の「光と影」です。

まるで声帯が演技をしているかのようですね…
ニョニョの熟成される技術を感じます…
思わず「ジオラマドラマ」の一節を思い出しました。

演じて 僕は演じて
深く臙脂(えんじ)の糸
唇 絡まる言葉
僕だけの色 画(え)を描くのさ

断じて 甘く賛辞(さんじ)を贈る
共演者(えんじゃ)は亡く
この役名(なまえ)は借り物
いつか最期の刻(とき)を待って

「ジオラマドラマ」 歌唱:ヰ世界情緒

おそらくここまで書いてきたことで、なぜこの曲にそんなに心を奪われているのか、その理由を自覚しているでしょう。
前にも言ったように、感情を揺さぶるものは良い音楽だと思っています。今回は、その感情を揺さぶる部分を文字で表現しただけです

千の言葉が一つに集約されればいい!
「好き」!

3.声帯に妖精が住んでいる人、ヰ世界情緒

この素晴らしいカバー曲を演出したのは、ヰ世界情緒さんです。
今回のパフォーマンスを支えているのは、もちろん比類のない技術です。さまざまな発音の使い分け方、口の形の変化、声帯にあまり負担をかけずに歌う方法、泣き声や怒声の処理、大きな声で透き通った力強い歌い方を支えるための喉の使い方、全体の物語構成に関する考え方、これらの要素がすべて今回のカバーの誕生を支えています。

本当に素晴らしい。一曲の中で柔らかさと力強さの二つの歌い方を同時に感じることができます。

前述の通り、情緒さんの得意技は低音や高音に限らず、全音域に広がっています。
そのため、最近彼女の歌を聴くたびに、まるで誰かの役を演じているような感覚になります。
私は考えていますが、これこそが「ヰ世界情緒」自身を演じているのではないでしょうか。
ただ、今の「ヰ世界情緒」は定義が大きく広がり、まるで喉に妖精が住んでいるかのように素晴らしい。
歌唱だけでなく、カバーする曲を選ぶ際にも演技の要素が増えています
演技の部分に重点を置き、各部の声のつながりに断絶が生じないようにすることが彼女の声の底力。

以前、情緒さんはボカロのような機械的な音に近い歌い方をしていた時期がありました。
また、可愛らしく魅力的なスタイルの声が主流だった時期もありました。
さらに、女低音が主だった時期もありました。
しかし今は、すべてを自在に操り、混ぜ合わせて使うことができる、これが「ヰ世界情緒」の真骨頂であり、まだまだ表現力が拡張しています。
彼女の今年の抱負「セカンドバースデー」のように、今はすべての技術を融合させ、過去の殻から脱皮して進化を続けています。

ああ、いけない、いけない、これ以上書くと長くなりすぎてしまう。
今回は特に宣伝的な記事ではなく、ただ私の個人的な感情をここに吐き出しているだけ。
そう、前に言ったように、今はキャンバスの上に自由に絵の具を流し込んでいるだけ
それでは、いくつかの曲をお勧めして、この記事を締めくくりましょう。

テーマに合わせて、今回はいくつかのカバー曲だけを紹介します。
オリジナル曲を紹介するとなると書ききれないかもしれないので次回にします
(人気の歌は他の人が紹介していることが多いので今回はもう少し個人的な好みが強い歌を選ぶ

Loveit? / covered by ヰ世界情緒

ただコラを置きたいだけ

今日唯一紹介されなかった愛重三銃士の一人、甘い声の中に少しの嘲笑感があり、M気質の人にはぴったりです
私は個人的に捕食されるプレッシャー感が好きで、聴いていると鳥肌が立ちます。

欠点はおそらく歌詞が非常にや ば い

これが欠点なのかな?

僕らの記憶を掠わないで / covered by ヰ世界情緒

空虚感と悲しみがあり、ささやきの部分がとても好きです。電子音と彼女の声が混ざり合い、最後には海に変わります。

海辺で絵を描いていると、一瞬で波に覆われてしまいます。

感情は誰かに見せるものではありませんが、それでも記録しておきたいと思います。

個人的には非常に思い出深い曲…また別の話です。

レプリカ covered by ヰ世界情緒

最初に聴き始めた曲の一つで、単純に当時私がSasakure.UKさんのファンだったからかもしれません。
しかしそれでも、情緒さんがこの曲をカバーした時の印象は非常に強く残っています。
話す部分には透明感があり、当時すでに機械音と人声が少し混ざった歌い方を感じる
このカバーがリリースされたのはデビュー初期で、技術はまだ少し未熟だったかもしれませんが、心に深い印象を残しました。今でも頻繁に聴き返しています。

Candy Liveのバージョンは私の生涯に忘れられないもので初めて聴いた時の衝撃は一生忘れないでしょう。

甘美な無法 / covered by ヰ世界情緒

過度な演出はなく、単純に技術を示すカバー。
1分46秒頃、最初の息音から通常の音に切り替わり、言葉の発音を強調して音色を際立たせる次のフレーズへと進みます。
歌い方は弱から強へと変化し、細部において非常に精巧な部分に要注目。

4.なぜスーパーマーケットのビニール袋は3円必要なのに神カバー曲は無料で聴けるのですか?

以下は個人的な感情が強く反映される内容になりますが、実質的にはこの記事は完結したと考えられます。
今ならまだ逃げる!
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実質この曲は、ニョニョがヰ組全員にプロポーズするものなの!?
これは私たちが一生一緒にいるという意味なの!?
ああ、好き好き好き好き!!
あなた様の歌を一生聴きたい!!
ああああああああああああああああああああああ感情が限界突破したよやややややや(初めて聴いたときの感動が脳内フラッシュバック


……ふぅ、抑えたけど、やっと本当に書きたかったことを書けた。
では、締めくくろう……

5.終わりに

何か書き方が良くないところがあれば、どうかご容赦ください…自分の日本語が下手で言語力が不足していることをお詫び申し上げます。

Xでは比較的活発に活動していて、書きたいことが思いついたら、ここに記事を残すかもしれません…かね?
ただ、私がフリースタイルで書いているため、次回のテーマが何になるかは分からないので…参考程度にしてください…
それでは、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。カッパ/河童です。次の記事でお会いしましょう。

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